悪辣なりしは邪神の計略 ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、本当に八頭怪、集めた兵隊は使い捨ての手駒でしかなかったのですね。一発逆転の凄い術と騙して自爆攻撃させるとはなんて非道な。しかも信者ということで続くものまで現れるとは、敵とはいえ哀れで悲惨な戦い。
そしてこの自爆攻撃をさせたということは、いよいよ幹部同士の決戦開始のゴングでもあったんですね。
さあ、紅藤さまや萩尾丸先輩達、作戦は予定通り進められるのか、ドキドキします。
作者からの返信
ごきげんよう。何と言いますか、私が悪いやつを書こうとすると、「誰も彼も見下す傲慢な奴」「相手を騙して手駒にする事を厭わない奴」になりがちです。何だかんだ言いつつも、部下を大切にしている紅藤様たちとは好対照かもしれませんね。
騙された側や信者はたまった物ではありません。仰る通り悲惨ですが……それもまた八頭怪の目論見の一つに過ぎないのかもしれません。
ここからは苛烈な展開が続くかもしれませんので、閲覧は無理をなさらないでくださいませ。
若狐、計略を練り打ち負かす ※暴力描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、苦手とする接近戦から脱して偶然とはいえ相手の弱点らしきポイントを発見できたのは僥倖でしたち、何より島崎くんに冷静さを取り戻させたことが大きいですね。得意とする妖術で仕留めることができたのも彼にとっては自信につながるのではないでしょうか。
それにしても宝玉ってなんでしょうね。護符みたいなものかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。コメントありがとうございます。
やはり戦闘は冷静さが物を言う所ですよね。特に彼は戦闘慣れしていませんでしたが、確かに自身に繋がるしいい経験になるのかなと思います。
宝玉については護符の一種になるかもしれませんね。魔道具のような物というイメージですが、そもそも護符が玉のような形の場合もありますし。その辺りも、後々明らかにしようと思っています。
混ざり者の一騎打ち ※暴力描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、相手は憎悪と怒りをエネルギーにしている、そして最初から殺意を明確に持っていることもあり、場慣れしていない島崎くんにとっては油断ならない、それ以上に危険な強敵ですね。
自然界を見てみれば共食いをする動物も多く、それはその種族の本能というか生存のために必要なことなのでしょうけれど、互いの文化をだからと言って即座に理解できるとは限らないでしょうし。
だけど冷静さがここ一番ではとても重要、島崎くん、落ち着いて対処してくださいね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。よく考えたら島崎君も怒りの念を抱いていますが、憎悪と怒り、殺意をぶつけてくる敵というのは初めてかもしれませんね。
そして共喰いについて冷静に分析して下さりましたが……まさにその通りなんですよね。何となれば、狐も共喰いする事もありますし。実際に食屍鬼が何故共喰いをするのかについては、後々の所で解説が入るかもしれません。
金色の妖狐、灰色の食屍鬼への応援コメント
ごきげんよう、米田さん、カッコいい!
恋人の危機を救う、これは島崎くんも惚れ直したことでしょう(島崎くん、案外古い考え方みたいだから、女性に助けてもらうとは不覚、とか頓珍漢に思いそうですけど)。
さすが傭兵経験豊富な米田さん、白兵戦状況での自分の役割、そしてターゲットや注意点をよく心得てらっしゃいますね。
島崎くんもいい勉強になったのではないでしょうか。
そしてここで亜孤姫ですか。
敵味方以上に自分と相手のシチュエーションの違いから憎悪を見せるとは、兵士としては失格、だけど兵士以上に強敵なんじゃないかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
満を持して米田さんの登場です。恋人の危機を救うシーン、やっぱり胸が熱くなりますよね。実際つり橋効果というのもありますし。しかしもしかしたら、米田さんにとっては「今度こそ助けられた」という言葉には、他の意味もあるかもしれません。
島崎君は時たま「俺が男なんだし彼女を護りたい」という考えが頭に浮かぶ事があるようです。しかし相手は傭兵で経験豊富ですから、護られる事の方が多そうですが。
亜孤姫に関しては、物語を考えている間にちょっとした主要キャラに昇格してしまいました。憎悪を向けられた島崎君ですが、この後どのような展開に転がっていくのかお楽しみくださいませ。
妖獣跋扈し血肉は舞うへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、これまで戦闘訓練はもちろん、何度か実戦を経験してきましたけれど、本当の意味での殺意ある戦闘は初めてですものね、思考停止、パニックで棒立ちになってしまうのは仕方ないですね。萩尾丸先輩もやはりその辺りを心配してらしたのでしょう。
その精神的硬直を解いたのが、仲間の危機というところが、島崎くんの人間性の良さなんでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
仰る通り、殺意ある戦闘は初めてなんですよね。そもそも高校を卒業するまでは人間として過ごしていたので当たり前の事かもしれません。そうでなくとも、訓練された兵士でも殺し合いはPTSDになる事が多いと言いますし。
もちろん、萩尾丸先輩はその辺りは心配なさっていました。かつて島崎君が就職したのを時期尚早だと言っていましたが、こういう事も踏まえての話だったのかもしれません。
人の本性はとっさの出来事で露わになると言いますが、島崎君の人間性を褒めて頂き嬉しい次第です。
落ちたる夜鷹と邪神の王子 ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、きつねさんが危険物には放尿するという修正は知りませんでした、変わった習性があるのですね、何か意味があるのかしら?
それにしても八頭怪は警戒はしていたものの、彼らにとっては奇襲となったみたいですね。幹部達にとっても奇襲だってら良いのですが。
亜孤姫はここで守備陣に入っていたのですね、彼女の運命やいかに?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
狼が毒餌の上に脱糞するという話はシートン動物記で知ったのですが、狐が危険物に対して放尿するというのは「ジュニパー 世界でいちばん幸せなキツネ」という本にて知りました。曰く、狐は尿にてマーキングをする半面、スズメバチなどの危険な存在にも尿を掛けたとの事です。
末端の面々に対しては、完全に奇襲攻撃でしたね。決行日が4月1日であると彼らは把握していたので。
亜孤姫は一体どうなるのか、島崎君の闘いぶりと共に見守っていただければ幸いです。
闇夜に光るは妖狐の瞳への応援コメント
ごきげんよう、ああ、いよいよ決戦なんですね。
作戦がどのような内容なのかわかりませんが、これは八頭怪にとっては奇襲攻撃を受けた、という感じになればよいのですけれど、前話だと油断しているのか策があるのかはわかりませんものね。
それでも部隊を複数に分けて敵本拠地を包囲する形なのかしら、雑魚を相手に、と言っていますから、敵の布陣や戦力量もある程度偵察できているということなのでしょうね。
緊張するのは当然ですけれど、、妖力の量などよりも場数、経験がなにより大切、という考え方はとても納得感が高いです。
でも、そうか、たぬきさんはしっぽが増えないのか。
あのふわふわしっぽgふぁ増えたらもふもふさせて頂くのに。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうです、このお話より決戦の話となります。年末を挟む事もあり、更新ペースをやや上げた状態でお送りいたします。
思いっきり奇襲攻撃という事になるのですが、果たして八頭怪に有効打を与えられるのか、見守っていただければ幸いです。
偵察に関しては、島崎君は把握していないとはいえ多少はできているイメージです。何しろ八頭怪の本拠地に、鳥妖怪の死骸を投げ込むという嫌がらせが出来ていますからね(笑) 灰高さんや真琴さんの眷属が頑張ってくれたおかげです。
化け狸は尻尾が増えないです。妖狐は尾に妖力が溜まる一方で、化け狸は身体全体に妖力が溜まるイメージです。確かに尻尾が増える妖怪が結構多かったのですが、このように尻尾の増えない獣妖怪もいます。
法則性については……まだ明らかになっていませんが。
暦見て 邪神の遣いはほくそ笑むへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、八頭怪一味の様子や態度、これっていよいよ念願叶う日が近づいての期待とともに、余裕をかましているのか、それとも油断しいているのか、どっちなんでしょうね。もちろん攻撃側ですから入念な準備の末の決戦なんんでしょうけれどあんまり緊張している感じもしないし、よほどの強力な切り札でもあるのかしら? でも紅藤さまたちの行動を完全に読めているわけでもなさそうですし、どうなんでしょうね。
少し紫苑さんの態度が気になるかしら? まさか二重スパイなんてこともないのでしょうけれど、彼女の動向で戦況も変わる、なんてこともあるのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。
次回より全面戦争スタートです。どのような展開になっていくのかお楽しみくださいませ。出来事に対して描写が追い付いていない気もして何とも緊張する所存ですが。
八頭怪は何故余裕をかましているのでしょうね。余裕をかましていて足元をすくわれてしまうのか、はたまた策略があるのか……こちらはすぐすぐには明らかにはなりませんが、気長に読み進めていたら幸いです。
紫苑さんの態度や言動については現時点では不透明ですが、次第に彼女の本心が明らかになる所もあるかもしれません。
討伐前の最後の日常への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、作戦の前段階、成否の根幹にかかわる行動については詳細は幹部で把握し指揮する、前線の兵隊である島崎くん達には情報漏洩のリスクも考えて非公開、ということなんでしょうね。
確かに情や義理、義憤による私闘ならば関係ないものを巻き込んで、というのは違うかもしれませんが組織対組織の戦いですから、騙しているのでなければ戦力増強を行うのは必要ですものね。
それにしても鳥園寺さんの言葉だと、萩尾丸先輩の「事情を話していやなら断れる」という言葉に反し、上司からの「業務命令」っぽい形に聞こえますが、これはちょっと問題ではないかしら? でもまあ、組織の一員ということならば命令でも仕方がないのかもしれませんが。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
いよいよ全面戦争に突入する前段階となりました。組織体組織の闘いなので、どうしても戦力増強は必要ですよね。そう言った意味でも、鳥園寺さんも駆り出された形です。彼女も(一応)雉鶏精一派の一員とも言えますので。そうでなくとも、彼女の使い魔たるアレイさんの力は借りたいと思っているでしょう。
多分業務命令っぽい言葉になったのは、鳥園寺さんの主観もあったからかな、と思われます。
雉鶏精 討伐の日取りを定めたるへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、星の配置はスピリチュアルでは重要ですものね、その当たりの日が4月1日だから前日に叩く、と言うことですね。
萩尾丸先輩は部下達にも出動を呼びかけていますが、そもそも作戦内容が単に封印するとしか伝わってないと思うので、まずはそっちの話をしないとですよね。
作戦内容も3月末日1日で済む作戦なのか、もっと前から行動開始して封印が末日なのか、そもそも八頭怪の所在や行動予想がついているのか、事前に調べていたと言うことなんでしょうか。
八頭怪が4月1日に何をしようとしているのかが私達には謎なので、それに対する対抗措置や防衛措置は必要なのか、かなり大掛かりな作戦になりそうですよね。
皆さん、どうかご無事で作戦を成功させて下さいませ。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうなんです。特に神話生物の邪神たちは、結構星の配置に敏感だったりします。というか星の配置が悪いと活動できなかったりするみたいなんですよね。
ちなみに、私もこの日取りを考えるにあたり、数秘術(年月日を全て足して一けたにする手法)を使いました。
八頭怪は4月1日に何をしようとしていたのでしょうか。そもそも封印は成功するのか。そこも見守っていただければ幸いです。
和やかな 空気の裏に不安ありへの応援コメント
ごきげんよう、雪羽くんにしてみれば自分の能力とお母様の形見があれば、護符に頼ろうなんて気は薄いのかも知れませんね。
それにしても米田さんはフリーランス、協力者や情報網は持っているにしても、組織に属する島崎くん達よりは格段に危険度は高いでしょうから、少し心配ではありますよね。
作者からの返信
ごきげんよう。確かに雪羽君は回避能力が高いので、攻撃が当たる前に避ければ平気、と思っていそうです。お母様の形見は、本当にごく普通の屋台で手に入るような玩具でした。元より貴族の子弟だった雪羽君ですが、彼にしてみれば、母親に買ってもらったその玩具こそが、とても大切な物なのです。
米田さん、確かにフリーランスなので、明確な組織には属していません。強いて言うならば、状況に応じて野良妖怪や同業者たちと協力する感じでしょうか。
そう言う意味では、島崎君たちは組織に護られている一面もあるかもしれません。
雷獣勘繰り狐は笑うへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、こうして島崎くんと雪羽くん、ふたりの会話を読んでいくと本当に新入社員達の休憩時間の会話、なんて感じがして、あああふたりともやっぱり若者だなぁ、なんて思ってしまいますよね。
そしてふたりそれぞれの家庭環境、親子関係、兄弟姉妹間の立ち位置や序列が言ってみれば正反対とも言えるほどに逆だという、だからこそ凸凹コンビならぬ親友として仲良くやっていけるのかもしれませんね。
作者からの返信
ごきげんよう。コメントありがとうございます。
実は緊迫したシーンの間に差し挟む、日常のホンワカしたシーンは私も結構好きです。文字数が増えてしまわないかという問題もありますが。
ともあれ島崎君も雪羽君も若者ですね。ともすれば雪羽君は子供かもしれませんし……
雪羽君の境遇が島崎君とは真逆ですが、これは書いているうちに自然とそうなった物だったりします。というか親友・ライバルとしてしっくりくる間柄になって言った事にも筆者としては驚きです。
また、島崎君は末っ子気質・雪羽君は長男気質なのですが、二人のやり取りでは兄貴分と弟分が逆転気味だったりします。そこもまた、不思議な所です。
異形の一行 辿り着きたるは八頭怪なりへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、亜孤姫、姫と言うだけあってやっぱり世間知らず、ということなんでしょうね。ラムネってなんだか効能からすると麻薬のようなヤバイお薬のようにも思えますし、八頭怪との面会後の会話も、亜孤姫たちをいいように利用して用が済めば処分してしまおう、そんな感じがふんぷんとしますよね。
さあ、騙して連れてきた若者たちを手駒にしてどんな戦いを繰り広げようというのか、ドキドキしてきました。なんだか血生臭い事態になりそうですが。
作者からの返信
ごきげんよう。
亜孤姫サイドのお話はここまでですが、怪しげな雰囲気を思いっきり出してみました。ラムネとかは確実にヤバいお薬の可能性が高そうですが、亜孤姫が世間知らずというご意見にはハッとさせられました。
八頭怪、というよりも私が悪いやつを書く場合、利用できる相手は利用するというスタンスを取りがちです。山鳥女郎(碧松姫)もイルマの事は息子ながらも手駒だと思っているようですし。
次章から全面戦争となりますが、ほぼ全話血腥かったり暴力的なシーンが多かったりします。少しシリアスできつい展開になる予定です。
導きたるは夜鷹の遣いへの応援コメント
ごきげんよう、そうか、亜孤姫は邪教集団に積極的に入りたかったわけじゃなくて、とにかくグール集団から脱出したかったんですね。
で、八頭怪の鳥妖怪にスカウトされた、ということですか。
なんだかこの鳥妖怪、魅了の術でも持っていそうですよね。これまでに登場したことがあるのかしら?
けれど亜孤姫をスカウトするということは、何らかの魅力的な能力なりスキルなんりを持っているということにも思えますね。ますます彼女の謎が深まりますね。
作者からの返信
ごきげんよう。亜孤姫は純粋なグールではなく、先祖に深き者どもがいました。そのせいで、グールたちから浮いてしまい、また自分も彼らと一緒にいたくないと思ったようです。
八頭怪は手下として夜鷹の妖怪を従えていますが、彼自身は登場は初めてだと思われます。亜孤姫自身は手駒として認識されただけなのか、それ以上の価値があると思われたのか……その辺りも少しずつ明らかに出来ればと思っております。
食屍姫の追放、あるいは旅立ち ※暴力描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、グールの集団の、名家の血を引きつつも異端児とされる亜孤姫ですか。お話だと彼女が勝手に邪教集団に接触したことでグール集団が板挟みにあってしまっている、そんな様子ですが、彼女は集団の意思、そして彼女自身の意思もあって解き放たれたのですね。この後彼女は邪教集団の戦力となるのかしら?
グール集団もどう動くのか、中立を保てるようには思えませんが、いろいろ情勢に影響が出そうな気もしますね。
作者からの返信
ごきげんよう。冒頭にてネズミを丸かじりにした女怪がいたのですが、彼女の事を掘り下げたのがこの亜孤姫編です。三話構成の短いお話ですが、どうぞお楽しみいただければ幸いです。
クトゥルー神話としてのグールは、どうやら何かを積極的に信仰することは無いそうでして、邪教集団に接触した亜孤姫を迫害していたのも、そう言う所にあります。
彼らの集団がどう動くのかは、中編以降明らかに出来たらと思います。
狐たちの語らい、化鳥のヘッドハンティングへの応援コメント
ごきげんよう、ひょっとしたら趙さんは、雉鶏精一派に与して邪教と集団と戦いたい、けれど一族の呪いの件も気になっていて、だからジレンマに悩んでいるのかもしれませんね。遠縁とはいえ同族の島崎くんが社会人として戦いの一翼に立っているのを羨んでいるのかも。
紅藤さまは趙さんに興味津々な様子ですが、やはり一派に迎え入れたいのかしら?どまさか玉藻御前の一族ならだれでもよいというわけではないでしょうけれど、気になりますね。
作者からの返信
ごきげんよう。いつも応援ありがとうございます。
趙さんは八頭怪との闘いに関与したいかどうかはさておき、一族の呪いについては頭を悩ませていそうです。ですがそうか、島崎君を羨ましく思っている可能性も、もしかしたらあるかもしれませんね。
ちなみに趙さんに興味を持っているのは、紅藤様よりも双睛鳥さんのようですね。流石に紅藤様も、玉藻御前の一族なら誰でも良いという、節操のない事は考えていないはずです。
食屍姫の追放、あるいは旅立ち ※暴力描写ありへの応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
食屍鬼でありながら食屍鬼を嫌悪する亜孤姫は面白いキャラクターですね。
食屍鬼の生活文化にも触れられているのも興味深いです。
亜孤姫の行動や彼女の先祖など、これからのストーリーが俄然楽しみになりました。
作者からの返信
毎度ご愛顧有難うございます。
実は亜孤姫は、第五幕冒頭でネズミを丸かじりしていた悪食姫でございます。最初はちょい役だったのですが、掘り下げてみた次第です。
食屍鬼については、「未知なるカダスに夢を求めて」を読み返したり、その手の本や資料で再確認しました。ヒト基準では奇妙な生活文化ではありますが、食屍鬼視点で描き直してみた所存です。
彼女視点の話はこのシーンでは3話のみですが、前編クライマックスにも登場しますのでどうぞお楽しみに。
もしかしたら、中編以降も登場するかもしれません。
会社の狐、学生狐と相まみえるへの応援コメント
ごきげんよう、趙さん、なかなかハキハキと積極的なコミュニケーションをとられる好青年といった感じですよね。大学生というと、授業でディベートをしたりゼミや授業で友人でもない学生達と議論をしたり、学外の人間と交渉することも多いでしょうから、逆に高校から社会人になった島崎くんよりもこう言った初対面の人々とのコミュニケーションは慣れているのかもしれませんね。
でもお相手がこんな前向きな、しかも同世代の方だったら、島崎くんも方から力を抜いてお話しできそうです。
だけど周囲の状況が状況だけに、どうしても相手の目的とか考えちゃうのでしょうね。紅藤さまもその辺り、ひょっとして見極めたかったのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。
もっと言えば、趙さんは留学生ですからね。母国を離れて大学生をやっているので、普通の大学生(失礼!)以上にコミュニケーション力も高いのかもしれません。序盤で同学年の若者とも話していましたからね。
一方の島崎君は、年長者に対するコミュニケーション力は頭抜けているのですが、実は同年代や年下の相手と接するのは苦手という弱点の持ち主だったりします。歳の離れた兄姉のいる末っ子であり、歳の近い親族がいなかったためですね。
加えて就職後も紅藤様の傍で働く事が多かったので、初対面の相手とコミュニケーションを図る機会はまだ少ないかもしれません。今後増えるかもしれませんが。
趙さんの話の真意は如何なるものか、次回もお楽しみいただければ幸いです。
若狐 天狗に煽られ思いを馳せるへの応援コメント
ごきげんよう、ああ、なるほど。自分の使える時間の長短が物事の進め方や考え方に影響するというのは確かにそうなのでしょうね。
人間は100年も生きられないわけですから、どうしても限られた時間を有効に使おうとして合理的で効率的な生き方を迫られる、対して妖怪は人間に比べるとほぼ無限に長い時間を持っているわけですから、その時間の使い方もおのずと違ってくるのでしょう。
ファンタジー作品などでは長命のエルフ族などは、音楽や芸術といった無限の思考と習熟期間を要する技の達人が多い、という設定がありますが、確かに持ち時間の長短って人生にすごく影響しそうですよね。
作者からの返信
ごきげんよう。合理性や効率に関しても、確かに人間と妖怪では違いがあるかもしれませんね。ご指摘の通り、人間は100年も生きる事は難しい訳ですが、妖怪の場合は100年生きて「一人前」になるレベルです。
それこそ本編では雪羽君と宗一郎さん(島崎君の長兄)は同年代ですが、心身の成長度合いは違いますもんね。
そんな訳で、妖怪たちは長い年月を生きる者が多いので、その分焦らずにじっくりと腰を据えて色々な事を習得し、道を究めるのが得意なのかもしれません。
もしかしたら、紅藤様もそうした考えゆえに、若い島崎君を教育しようとしたのかな、とも思いました。
休憩と世間話、そして九尾の血を引く来訪狐への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、雪羽くんはその人生で初めてのテスト体験になるのか。それは緊張というか警戒しちゃうでしょうね。大学生なら島崎くんの年頃ならもうレポートなどに追われているだろうし当たり前のことだとしても、雪羽くんには唯々面倒なだけに思えるのでしょう。
ここで遠縁の趙さんが訪ねてきたわけですか。
日本の親戚に会いたい、それもあるでしょうけど、なんだかタイミング的に目的とかありそうな気もするのですが。
作者からの返信
ごきげんよう。
そうなんです。本編ではあまり多くは触れられていませんが、雪羽君は教育のために学校に通った経験は無いんですよね。幼い頃に引き取られた事もあり、三國さんの職場で長時間過ごし、その間に勉強を教えてもらったみたいです。とはいえ、純血の妖怪の場合は、学校ではなく年長者に勉強を教えてもらう事もままある感じです。
一方の島崎君は、高校卒業までは人間として過ごしていたので、都合12年間学校生活を送ってきました。それに年齢的に大学生だった可能性もありますし。
遠縁の趙さん、一体どのような目的なのか。そこもお楽しみいただければ幸いです。
天狗は座学でテストを語るへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、萩尾丸先輩、他者を煽ったらもう天下一品ですね、さすがです。そして雪羽くんはもう煽り耐性が低すぎ。喧嘩っ早いってことなんでしょうけれども萩尾丸先輩の掌の上で面白いくらいに思い通りに踊りますね。
でも会社内でテストのある座学教育かぁ。私の会社にもあるなぁ。ひどい時など点数が悪ければ再テストなんてものまで!
まあお給料貰ってるから仕方ないといえば仕方ないですが。
作者からの返信
ごきげんよう。
萩尾丸先輩は口撃が得意ですからね。部下たちを意のままに従えるだけではなく、目上の者に進言したり、意見を誘導する事だって仕事では出来るのです。して思うと、子供雷獣である雪羽君を手の平で踊らせるのは、本当にちょっとしたお遊びみたいなものなのかもしれません。
雪羽君はまぁ、喧嘩っ早いしお調子者だし直情的なので煽り耐性は低そうですね。とはいえ、島崎君が比較的おとなしくて慎重な気質の持ち主なので、萩尾丸先輩も案外楽しんでいそうです。
会社内での座学教育もやっぱり厳しいですよね。お給料を貰っているから尚更厳しいかもしれません。
若妖怪 夢を語りて笑い合うへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、島崎くん、いや18歳の社会人男性とは思えないくらいに平和で穏やかで可愛らしい夢ですよね。
でも彼が狐さん、野生ならば捕食する側だということを考えると現実ではなかなか実現しないシチュエーションですから、夢で十分堪能したい気持ちもよく理解できますね。でも雪羽くんの指摘通り、米田さんとの楽しいデートの夢を見るほうが一般的なように思えるけどなぁ。
でも雪羽くんの言う通り、現実では叶わない望みを夢に見た後は、悲しく切なく虚しい気持ちになっちゃうのもよくわかります。
このあたり、ふたりの育ってきた過去の違いが大きく表れていて面白いですよね。
作者からの返信
ごきげんよう。島崎君の夢、やっぱり18歳の若者らしからぬ夢でしたか。まぁここで生々しい所を書きたくないなぁと思ってしまったという所も正直なところございます。ですが、島崎君の家族、特に兄たちの事を思うと、彼も案外潔癖な所があるのかもしれません。
それかもしかすると、米田さんとデートするというのは「実現可能な出来事」と考えていて、だから夢の中では「なかなか実現しない」動物たちと遊ぶ、という方を選んだのかもしれません。島崎君自身はフワフワの毛並みを持つ動物が大好きなのですが、動物たちは確かに恐れをなしてしまいますからね。ウサギや小鳥の中には、捕食動物を見ただけでショック死する事もあるそうなので……
雪羽君、明るいお調子者として振舞っているんですけれど、それでもやっぱり過去の出来事は大きな影を落としているんですよね。その辺りは、幼少期も朗らかに過ごしてきた島崎君とは好対照です。
閑話 昏い屋敷で異形は嗤うへの応援コメント
ごきげんよう、おどろおどろしい八頭怪の隠れ家、こんな恐ろしそうな場所があのおしゃれな町にあるなんて、都会って恐ろしい!(違う)
結構彼らは余裕があるというか、完全にこちら側を舐めてかかっている感じがしますね。よほど自信があるのか、それとも背後に暗黒邪神がいるからと安心しきっているのか。
作者からの返信
ごきげんよう。まぁどの街なのかは明言していないのでセーフです、セーフ(震え声)
八頭怪は余裕をかましていますね。それは何故なのか、やはり年の功なのか、その辺りはいつか明らかになる……はずです。
夢魔と混沌と夢見の狐への応援コメント
ごきげんよう、あはは、萩尾丸先輩に一本取られましたね、島崎くん。
うん、確かに野望は夢見がちで元気な男の子らしい望みではありますものね、自分でもそれに気付いていて言い返せなかったのですね。
それにしてもそうですか、あれは単なる夢じゃなくて夢の世界に入り込んだ、島崎くんにとっては実は実体験だったんですか。
その夢の世界と行き来できる才能、これからの八頭怪との闘いに活かせるのかどうなのか。島崎くんは夢の世界に自分の意志で行けるわけではなさそうですものね、それが修行次第では行けるようになるのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。
そうなんです。島崎君自体はリアリストだと思いたいしそう主張する事もままあるのですが、実の所夢見がちな若者だったりします。彼の野望自体が現実味の薄い物ですからね。それに自分がリアリストではないと解っているからこそ、却ってそんな主張を繰り返すのかもしれません。
やはりクトゥルー神話となりますと、夢の世界や夢は結構重要になります。特にニャルラトホテプは、ドリームランドの守護者・支配者としての側面もありますからね。ニャル様の権能を受け継いだ島崎君も、夢の世界に迷い込む・リンクしてしまう事も自然な事でしょう。
なお、夢の世界には夢魔の他に、管狐や獏などと言った妖怪たちも入り込む事があるようです。もしかしたら、すきま女であるサカイ先輩も……?
夜の帳 白衣の妖女に出会いたるへの応援コメント
ごきげんよう、エライな島崎くん、一人暮らしでちゃんと自炊していて、しかもスーパーのチラシとかもチェックしているんですね、私も見習わなければ。これもお母様や兄姉の皆さんの薫陶を受けて育ってきたから、なんでしょうね。
しかも萩尾丸先輩の部下、林崎さんの同僚というアルテミシアさんのお声がけに一旦は動揺しつつも、ちゃんと食材を冷蔵庫に保管しなければ、という几帳面というか生活臭溢れる主婦っぷり、思わず笑ってしまったアルテミシアさんのお気持ちもよくわかります。
そうか、研究センターにいらっしゃる女性の皆さんは、職場の性格上理系女子、リケジョの方が多いんですね。
リケジョに憧れてリケジョになれなかった私には垂涎の的のような職場ですね。島崎くん、ちょっと代わってくださいませんか?
作者からの返信
ごきげんよう。毎度有難うございます。
一人暮らしって大変だろうな……と思いつつも、島崎君は結構きっちり自炊をしています。勤務時間がほぼゼロという立地条件の良さもあるでしょうが、そもそも彼ってマメで凝り性なので、好きな事には時間を割く事を厭わないんだろうなと思われます。
料理に関しては、過去のお話にあったとおり、お母様の教育にて子供たちはほぼ全員自炊できます。姉の双葉さんは料理が苦手だったり、庄三郎さんは諸般の事情で包丁を持たせなかった事とかもありますが……
現状独身の島崎君ですが、結婚後は主夫になってるイメージです。勿論兼業主夫ですが(笑)
アルテミシアさんはどんな妖物なのか、彼女の真意とは? 次話もお楽しみいただければ幸いです。
若狐 忠義の行方に思いを馳せるへの応援コメント
ごきげんよう、ああ、なるほど。
島崎くんの意識は紅藤さまの考えを忠臣ならば是とせよ、という方向に寄っているのですね。
萩尾丸先輩の言う通り、イエスマンで周囲を固めるとそれだけで危険が増してやがて崩壊し始めるというのは世の常ですが、忠義と思考停止を一緒にしてはいけませんね。島崎くんの性格からしてイエスマンにはならないと思えていたのですけれど、この社会人経験の中でどこかで彼の意識がパラダイムシフトを起こしたのかしら?
怒っているのは萩尾丸先輩が峰白さんの指示を隠して紅藤さまに接する態度に対してと思っていたのですけれど、違ったんですね。
どこかで島崎くんの危険な思考は是正されるのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。いつもご愛顧有難うございます。
これまでのお話の節々でも示唆されていたかもしれませんが、萩尾丸先輩はイエスマンを警戒し嫌っているんですよね。むしろ部下たちにはいざという時には意見してほしいとすら思っています。信頼を置くミツコさんも、彼女自身の意見を持っていて、それで動きますからね。何となれば、部下としての萩尾丸先輩自身も、紅藤様に意見する役割を担っています。
島崎君はイエスマンにならない性格、というのもその通りかもしれません。とはいえ彼自身は末っ子なので、実は「目上」の存在に対してストレスは感じにくいんですよね。加えて紅藤様の事を「凄い妖怪」と思っているので、ついつい彼女の意見に賛同すべきと思ってしまったのかもしれません。
島崎君の思考の是正は中編以降になるかもです……前編の後半部分は波乱の展開になりますので。
天狗は雷獣をなだめ狐に語るへの応援コメント
ごきげんよう、おお、衝撃の事実開陳、ですね。
今回の戦いを決戦と捉えて、雪羽くんの扱いを考えているのはよく理解できますが、そうか、島崎一族にも参加を呼びかけようとしているのですか。
それだけ、相手が一筋縄ではいかないと危機感を持って捉えているのでしょうが、それ以上に島崎くんのお母さまの隠していた事実はかなりのインパクトを持って島崎くんには伝わったでしょう。
その事実を息子に伝えていなかったお母様の心中も含めて、気になりますね。
作者からの返信
ごきげんよう。いつもご愛顧いただきありがとうございます。
決戦の前に衝撃の事実が明らかになりました。島崎君の母、三花さんに関しては、元々は「島崎君自体が妖力が多かったけれど、食事量を増やして対応したのだろうか」とだけ思っていました。
ですが三百歳近く生きている事と、一族の長を代行している事を鑑みて、妖怪としての強さも抜きんでていたのではないか……と思った次第です。
そしてこの事を島崎君が知らないのも無理からぬ話です。彼自身は19年しか生きておらず、その上親兄姉が伝えていない事もあるのですから。恐らくは、人間として育てるにあたって、母親の妖力が多かった事は「知らなくて良い事」として敢えて伏せていたのかもしれません。
もしかしたら、島崎君だけではなく、兄姉たちも母親が弱体化した事は知らない・伏せてあるかもしれませんね。
雪羽君については、やはり萩尾丸先輩の恩情によるものが大きいです。
妖狐の忠心、雉妖怪の報告への応援コメント
ごきげんよう、萩尾丸先輩の態度が島崎くんには解せないようですけれど、社会人ならばままることですし、必要性があれば仕方ないことですよね。
ましてや今回は峰白さんがおそらくは紅藤さまを心配なさっているからですし、ここは大人としては罪悪感はあまり感じないのではないかしら? 島崎くんには理解しがたいかもしれませんが。
と言うか、あれ、封印作戦で決定したわけじゃないのかしら?
討伐と仰ってますし、戦闘訓練云々も考えているということは、会議でそこまで作戦内容が固まったようには思えませんでしたけれど、封印作戦とは別に行動を起こすのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
まぁ島崎君は若いですし、萩尾丸先輩よりもむしろ紅藤様に忠義を寄せているので、どうしても不信感を抱いてしまったようです。
とはいえ、おだ様の仰る通り、島崎君たちが罪悪感を抱く必要性は特に無いんですよね。ましてや、紅藤様や萩尾丸先輩は、イエスマンではなく自分の意志で動く部下をこそ欲しておりますので。
八頭怪対策については、封印作戦にて決定してはいると思います。ただ、言葉の綾で討伐というのが出て来ただけという感じです。ややこしくてすみません。
雉天狗 義妹の配下に疑念を呈すへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、なるほど。
峰白さん、さすが大きな組織の長として冷静に考えていらっしゃる様子ですね。
確かに直接洗脳や言葉巧みな誘導をせずとも、紅藤さまより長命な八頭怪は敵の人物像を熟知しているでしょうから、将棋にように相手の思考方法を基礎にして何手も先まで読んだうえで誘導することもお手の物かもしれません。
萩尾丸先輩は、それで揺さぶりをかけられている紅藤さまを冷静な頭で諫める役割にはぴったりかもしれませんね。
島崎くんのことは八頭怪も紅藤さまよりも知っているようには思えませんから(若いだけに接触が少ないから?)、案外想定外の参謀役になれるかもしれませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうなんです。峰白様って冷静なお方なんですよね。むしろ紅藤様が策略とかを苦手とする分、峰白様がそっち方面を担っているという感じですらあります。
八頭怪は確かに長命ですね。実際に何歳ほどかは考えていませんが、胡喜媚様の弟である事を考えた場合、軽く三〇〇〇年~四〇〇〇年くらい生きているのかなと思います。
萩尾丸先輩は紅藤様の側近ですし、ある意味冷静に彼女を評価できる存在でもありますから、諫める役にはぴったりですね。雪羽君は論外として、サカイ先輩は若過ぎますし、青松丸さんは実の息子なので……
それはそうと、島崎君が参謀役になる可能性についてもお話されていて少しびっくりです。
天狗の懸念と化け雉の思惑への応援コメント
ごきげんよう、確かに灰高さんたちの封印作戦ならば島崎くんの能力を使う必要もありン戦士、逆に使うほうがメリット以上のリスクがあるかもしれませんよね。
ただ、第一部の封印作戦がこのまま最終決定となるのかどうかはわかりませんが。
それにしても峰白さん、島崎くんだけじゃなく萩尾丸先輩にまで用とはいったいなんんでしょう? 前話で感じられた暗い思惑、本当になにかあるのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。いつも更新のたびにお越しいただき本当にありがとうございます。
元より島崎君の能力はリスクが大きいという所もあります。というよりも、能力の恐ろしさゆえに島崎君が積極的に使わず、それ故に制御できていないという部分もあるのですが……
本当に、この封じ込めにて決着がつくのか否か、それはまだ解りませんよね。
峰白様は萩尾丸先輩と島崎君を呼び出しました。ですがもしかしたら、むしろ萩尾丸先輩に用があって、島崎君はおまけかもしれませんね。
いずれにしても、次話以降もお楽しみいただければ幸いです。
封じ込め 秘策の鍵はオンドリなりへの応援コメント
ごきげんよう、ただでさえ一枚岩でいられない集団の幹部会議ですから、下手をすると組織が分断、袂を分かつような事態にもなりかねませんから、誰かが取り纏めに走るのは仕方がありませんよね。ただ、それをすると議論が深まらず、中途半端な折衷案にかならない危険性もありますが。
ただ、灰高さんの封印策を灰高さんに賛成するメンバーだけで実行することを組織として黙認する、そんな空気になりつつあるように思えますが、トップである峰白さんからみてそれは良いのかしら、なんて思ってしまいます。
会議をしている意味があまりありませんよね。
ただ、そこになにか言葉では言えない暗い思惑があるようにも思えますね。
不穏な空気、というか。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
この辺りは私も結構悩んでおります。雉鶏精一派は一枚岩ではない所も、大きな弱点なんですよね。双睛鳥さんや三國さんは別に良いとして、灰高さんとは意見が衝突すると組織分断の危険性は大いにあります。というよりも、そもそもからして灰高さんは外様なので。
峰白様の動きに関しては、数話後に明らかになりますので、そちらもご確認いただければ幸いです。
いずれにしても、不穏な空気が漂っている事には変わりないですね。
しかもこれ、最終章の前編な訳ですし……
鴉天狗 封印が佳いと言い募りへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、古来滅せないから封印する、よく聞く手段ではありますが、それって大抵の場合は問題の先送り、未来の子孫へ潜在的問題点を受け渡して終わり、そんな悲観的な予測が出来そうですよね。
でもこれを会議の結論とするのなら、灰高さんと真琴さんがタッグを組んだ二人の闘争と言うことになってしまって、こよ一派で対策会議をする意味自体、卓袱台がえしされたように思えますよね。もっと穿った見方をすれば、この二人こそ裏切り者なんじゃないかとも思えてしまいます。
さて会議不要と言外で堂々と言っている2人への峰白さんの裁定は如何に?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
>>問題の先送り
鋭いご指摘痛み入ります。実際の所本当にそんな感じもしてしまいますよね。私もこのあたりの展開はどうするか、結構悩んでいた所でもあります。
ただまぁ、八頭怪自身も圧倒的な力を保有していますし、邪神系統は封じるのも手段の一つと考えたのもやむなし……と言った所なのですかね。
いずれにせよ、灰高さんの言動はちと胡散臭い所がある事hには変わりない感じです。
今後の展開についても、注目していただければ幸いです。
八頭怪 邪教の活動もたらすかへの応援コメント
ごきげんよう、クトゥルフ神話だけでなく、西遊記や日本の妖怪のエピソードをここまで関連付けてひとつの物語を紡ぐ、物凄さを感じました。自分の知識不足を嘆いてもいますが。
それらのバックボーンを理解している島崎くんも、相当な勉強家ですよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
物語の構成についてお褒め頂き、本当に嬉しい限りです。西遊記や封神演義は若いころから好きだったので、どうしてもお話に反映したいと常々思っていました。クトゥルフ神話も……まぁ若い頃に知って、今もちょっとハマった次第です。しかも他の神話とか伝承と、上手い塩梅に噛み合う所もありますからね。
島崎君は幼い頃から妖怪として生きる事を望んでいたために、その手の本を読み漁って勉強していました。何なら父親の書斎に出入りしていたのかもしれません。いずれにせよ、努力を惜しまない事は明らかです。
打ち合わせ前の一コマ――狐は語り、運転を思うへの応援コメント
ごきげんよう、白川さんの言葉がどこまで本当かはべつにして、やっぱり友人ではなくとも顔を知っていて言葉を交わし一緒に仕事をした仲間が命懸けに戦いに赴く、それだけでも心配だし、無事を祈らずにはいられませんよね。
島崎家の皆さんも、口にせずともそんな島崎くんを心配しているのでしょうね。
島崎くん、ペーパードライバーで社用車はダメですよ? 初心者マークが外れて二年以上、交通違反なしでないと社用車運転資格は私の会社ではもらえませんでした。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
大変な中コメントありがとうございます。
白川先輩も、会ってすぐの頃は島崎君たちを「いけ好かないお坊ちゃま」と思っていたかもしれません。ですがちょくちょく顔を合わせる機会が増えてきたので、やっぱり情が移った所はあると思います。
島崎家の皆さんも心配しているでしょうね。特に宗一郎さんが一番心配してそうです。
社用車運転資格ってあるんですね。私の職場には特にそう言うものが無かったので、勉強になりました。
とはいえ島崎君、買い物はママチャリ・彼女の車はドライブできないという所なので、どう考えてもペーパードライバーまっしぐらです(汗)
狐たち 気遣い交わす単発デートへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、そこですかさず「貴女の気儘な暮らしは僕が守ります!」と言わないと!
って、まぁ言えませんよね。
誕生日も伝えてなかったんですね、そういえば未だに敬語のままだし。
でも二人の雰囲気は確実に近く、柔らかくなっているように思えますし、これが二人のスタイルなのかもしれません。
いちか叔母様、そうか、恋愛ごとには鈍感なのか。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。大変な時にコメント頂き本当にありがとうございます。
島崎君……そこまで言うほど気が回らなかったみたいですね。齢十九(精神年齢はもう少し幼いです)の若者ですので致し方ないです。
誕生日に関しましては、付き合いだしてすぐだったので、色々とプレゼントとか気を揉ませるかも、と思って口にしなかったみたいです。
まぁ島崎君も恋愛慣れしていませんが、米田さんもサバサバしている反面やはり奥手な所があるので丁度良いのかもしれませんね。
叔母であるいちかさんは、父親(島崎君の祖父)の最晩年の娘に当たります。物心つく前に父親が他界してしまい、それ故に夫婦とか父親とかがどのような物か知らない節があります。
もしかしたら、幼少期の出来事が、恋愛事に疎い・潔癖な所がある気質に繋がったのかもしれません。
若狐 帰りの道で出会いたるへの応援コメント
ごきげんよう、宗一郎さん、本当に長兄らしい大きな愛で島崎くんを包もうとしていますよね、もう一人の母、そんな感じ。
島崎くんもそれを鬱陶しく邪険にすることなく、素直にそれを受け取る、そんなところにも島崎家の温かさを感じます。
いちか叔母様と米田さんとの邂逅ですか、何か問題があったのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。
宗一郎さんは島崎君にとってもう一人の父親みたいな存在……と思っていたのですが、確かにもう一人の母という感じでもしっくりきちゃいましたね。
いずれにせよ、面倒見のいい性格ゆえに、弟妹達の事を何かと気にかけている事は事実です。特に島崎君は年が離れているので、半分くらい息子扱いしてますし。
そして島崎君も、あれこれ思いつつも兄姉たちの事も大切に思っている感じですね。むしろお坊ちゃま育ちだけど、反抗期が来たから距離を置いているだけなのかもしれません。
いちかさんや米田さんと思いがけぬ出会いを果たしましたが、その理由については次話をお楽しみに下さいませ。
甘酒の 湯気の向こうで母語るへの応援コメント
ごきげんよう、仲良し家族ですよね、兄姉とは年齢が離れているから余計にそうなのかもしれませんが、やっぱり育ってきた家庭の空気が島崎くんの性格形成に大きく影響しているのでしょうね。
お母様、島崎くんの能力に頼らない自助努力を褒めつつも、いざ使用した際のリスクの大きさを親として心配しているのでしょうね、本当に優しいお母様、親としては当たり前かもしれませんが、それでも面と向かってきちんと褒めることとリスクを説明する姿勢は、素敵だと思います。
作者からの返信
ごきげんよう。お忙しい中コメントありがとうございます。
当初島崎君は実家や親兄姉から距離を置きたくて独立……といった物だと自分でも思っていたのですが、やっぱり仲良し家族ですね。島崎君視点なのだと解り辛いのですが、実は宗一郎さんは面倒見がよく、他の弟妹(島崎君の兄姉)の事も結構気にかけていたりします。だからこそ、兄弟同士の絆も強いのかもしれませんね。
島崎君の、お調子者だけど何処かおっとりしている気質は、やっぱり兄姉たちの影響は強そうです。末息子という事で何かと構われたり可愛がられたりしましたが、その事で兄たちに嫉妬される事も無かったですし。
島崎君の現実改変は、とんでもない出来事に対して発動されました。しかしそれは、彼が日頃から使わずに、いざという時に使っていたからこその事だったのではないか……と思っています。
そしてそうした事は、お母様の方がよく解っているのではないかとも思うのです。何せ母親として、十八年間一緒にいたわけですし。
家族とのシーンを楽しんでいただき、本当に嬉しい限りです。
母狐 誕生祝を画策すへの応援コメント
ごきげんよう、そうか、お母様は島崎くんのお誕生日を母としてお祝いしてあげたかったから、実家に呼んだのですね。
ひょっとしたら米田さんとの事も知ってはいるけれど、できるだけ長い間、息子の誕生日は母として祝いたい、そう考えているのかも知れませんね。
優しいお母様、そして優しいご家族、島崎くんは幸せ者だと思います。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。毎度ご愛顧いただき誠に感謝しております。
そうなんです。丁度三月の中頃でして、三月二十三日生まれの島崎君の誕生日も近いのです。その日ぴったりに祝うのは難しくても、やはりお祝いしたいのが親心ですよね。
米田さんの事は……お母様はご存じなのかどうかは難しい所ですね。但し、苅藻叔父さんやいちか叔母さんが知っている事を考慮すると、知っている可能性は高いかもです。もしかしたら、その辺りは前編の終盤で明らかになるかもしれません。
こうして思い返すと、確かに島崎君は恵まれているし幸せ者ですよね。なのにちょっと突っ張ってしまうのは、反抗期だからだと思われます。
若妖怪 与太話で緊張ほぐすへの応援コメント
ごきげんよう、幹部の皆さんが緊迫した会議を行う裏では、島崎くん達はのんびり通常業務、案外こんな空気感のほうが何事もうまくいきそうですよね。幹部の緊張感が部下に伝わっても悪影響かもしれませんし。
確かに島崎一家、男性陣も女性陣も、「女狐」というイメージからは程遠い、善良な家族という感じなのが不思議ですよね。
体調不良が続いており、投稿されてもすぐに読めなかったり、読んでもコメントを残すのが厳しかったりという状況がしばらく続きそうです。
でも応援しています。
黙読でも、楽しませていただいていますので、頑張ってくださいませ。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。お久しぶりでございます。
体調不良との事、大変な中拙作をお読みいただきありがとうございます。特に今年は暑い日が続くので、どうしても体調を崩しがちですよね。どうぞごゆっくりなさってくださいませ。
さて島崎君たちですが、萩尾丸先輩の部下である白川さんも交えて、割とのんびりと業務を行っております。日常風景の一こまというつもりでしたが、それもまた、幹部勢が頑張って部下たちに緊張を伝えないようにしているのかも……と思いました。
島崎一家、というよりも島崎君の叔父叔母も、所謂「女狐」的な連中はいないですね。恐らくは祖母が玉藻御前の奔放さにほとほと呆れ果て、娘たちをきちんと教育した、という所が大きいのかもしれません。
ちなみにいちかさんの潔癖さについては、別途解説が入る予定です。
コメントに関しては、本当にご無理なさらないで下さいませ。どうぞお大事に、ご自愛くださいませ。
化鳥は語り、鴉は推理を披露するへの応援コメント
ごきげんよう、偽サークルの会合の件は八頭衆では把握していなかったのですか。
と言うことは、あの奇襲は双睛鳥さんの単独行動だったんですね。
人員整理と言うから経営状態が悪いのかしらとか思っていたら、なるほど、前々から問題になっていた裏切り者の炙り出しと粛清の意味なんですね。
些細な言葉尻を捉えて正面から切りつけた灰高さん。
紫苑さんはどう反応するのか、ドキドキしてきました。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
妖怪たちの組織もたくさんありますので、その中には些末なものもありますので、八頭衆を以てしても把握しきれていない部分はあったかと思います。双睛鳥さん(と一部の側近)の単独行動だった事は事実です。
そうか、人員整理となるとやっぱり経営状態についてなのかなと思ってしまいますよね。実際には、裏切り者のあぶり出しと粛清です。まぁ、すぐに粛清とか出てくるのは物騒ですね。
紫苑さんの行動も気になる所ですが……次話にて一旦島崎君の視点に戻ります。
鴉と夜鷹の代理戦争、そして幹部会議の幕開けへの応援コメント
ごきげんよう、幹部会議、流石に混乱と当惑を隠せない波乱の幕開けですよね。この一派が一枚岩ではないことも、見事に会議の空気を醸成している感じもします。派閥争いと言うか階級闘争と言うのか。何より肝心の紅藤さまが見事に山鳥女郎の思惑通りに揺さぶられていますよね。
双睛鳥さんが趙くんの名前を出したのはどんな意味があるのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう。波乱に満ち満ちた幹部会議の始まりです。そして確かに、雉鶏精一派は一枚岩ではありません。峰白様と紅藤様が細々と行っていた頃は、まだ一枚岩だったかもしれません。しかし現在では、外様ともいえる妖怪たちが幹部や側近に収まっているので、様々な思惑などが出てくるところだと思います。
して思えば、反体制派ながらもあからさまに思惑が出てくる三國さんなどは、大分朗らかな性質なのかなと思います。
双睛鳥さんが趙君の事を話したのは、多分深い意味はないです。島崎君の身内(と言ってもかなり遠縁ですが)がいたから報告しよ、みたいな感覚ですかね。
雉仙女 昔日抱いて道中向かうへの応援コメント
ごきげんよう、紅藤さまと萩尾丸先輩、こうして二人きりになると、組織での上下関係と言うより、御恩と奉公の固い絆の関係、そして喜びも悲しみも苦労すらも共に乗り越えてきた同志、そんな関係が見えてきて、なんだか素敵ですよね。
部下のフォローやケアに長けたデキる上司、加えて同志への気遣いも優しさも持った彼の性格が見えて、なんだか素敵なエピソードでした。
作者からの返信
ごきげんよう。萩尾丸先輩、実は人格者説が出てきてますねこれは……
実際問題、萩尾丸先輩って峰白様や紅藤様に恩義を感じている節はあるんですよね。まぁ最終的には青松丸さんを差し置いて出世しまくったりしてますが、それも拾われた過去から奮起したという所でもありますし。
ともあれ紅藤様に忠実な事には変わりありません。自由に意見している節もありますが、忠義を持っているからこそ意見を言う、という感じでもあります。紅藤様も自分に意見を言ってくれる事を望んでいますし。
島崎君や雪羽君が、萩尾丸先輩の良さを知るのはもう少し先の事かもしれませんね。さらに成長すれば、彼らも萩尾丸先輩のような指導者になれるかも……?
雉妖怪、意図を見抜きて仲間に話すへの応援コメント
ごきげんよう、確かに今は対八頭怪として一丸となって戦闘準備を進めている真っ最中ですから、その意味では山鳥女郎の揺さぶりは効果は薄いですし、逆に八頭怪側からすれば余計なことをするな的な感じもしますから、山鳥女郎個人としての紅藤さまイジメ、みたいな感じにも取れますよね。
一番揺さぶられたのは、紅藤さまと青松丸さんの親子関係かもしれませんね。
作者からの返信
ごきげんよう。いつも深く考察していただいた上でのコメントありがとうございます。
山鳥女郎の揺さぶり効果については……余計な事になってしまうという解釈だったのですね。まぁ確かに山鳥女郎的には個人的な嫌がらせももちろんありますが、紅藤様に揺さぶりをかけ、彼女の判断力を低下させるという効果もあるかな、と思ったりしていました。
仰る通り、紅藤様と青松丸さん、そして胡琉安様の親子関係については、揺さぶられたのは事実です。もちろん、出自がどうであれ、紅藤様が「息子たち」を可愛がっている事も事実ですが。
山鳥のもたらしたるは波乱なりへの応援コメント
ごきげんよう、山鳥女郎、これは完全に八頭怪側だと考えた方が良いのか、それとも別の敵対勢力と考えた方が良いのか、構図が気になりますね。
わざわざ乗り込んできて揺さぶりをかける、その行為はこれまでの八頭怪のやり口とは一線を画しているように思えて、これから八頭怪との戦いに臨む紅藤さまを挫こうとしている、ただの意地悪にも思えます。
道を開けるもの、その息子であり山鳥女郎の息子でもあるイルマ、なんだか血統に絡んだ複雑なドロドロがありそうです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
道ヲ開ケル者の息子を手駒と称している山鳥女郎ですが、確かにそれだけでは八頭怪側の存在なのかというのは断言しづらい所ですよね。
いずれにせよ、紅藤様の事を嫌っていて、尚且つ嫌がらせに精を出すという所には変わりありません。しかしこれが、八頭怪の陰謀とどう繋がっていくのか、その辺りもご期待頂ければ幸いです。
それはそうと、自分の息子を手駒扱いするって、まぁまぁ山鳥女郎も外道です(今更)
化鳥たちの丁々発止への応援コメント
ごきげんよう、山鳥女郎さん、最初から敵意全開、紅藤さまや萩尾丸さんはこうなることを予想していたのでしょうね、それにしても揺さぶりをかけにきた、とは敵対の宣言にも取れるように思えますが、八頭怪側に立っているようには思えないのですけど、実際どうなんでしょう。徐々に敵味方の色分けが明確化しつつありますけど、味方内の裏切り者の件もありますし、緊張感が増しますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
山鳥女郎もまた、雉鶏精一派とは(むしろ紅藤様個人とは)因縁のある存在ですね。彼女が八頭怪に与しているのか否か、その辺りも明らかになっていきますので、どうぞお楽しみくださいませ。
前編の序盤は、どうしても緊張感のあるお話になっていきます……
打ち合わせと不穏なる来訪者への応援コメント
ごきげんよう、紅藤さまも萩尾丸先輩も内心緊張されているように思えますね。おそらくはこれから始まるだろう厳しい戦いを念頭に置いてらっしゃるのでしょうが。
そんな空気を若い部下達に伝染させないようにも気を遣っているようにも思えます。
そんな時に不意の来客。山鳥女郎さん?
なんだか不安が募ってきますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
打ち合わせの内容が内容ですし、集まるメンバーも一筋縄ではいかない存在なので、紅藤様たちも緊張するのは致し方ないようです。
それでも、部下たちを緊張させないように心を砕いているのです。
不意の来客である山鳥女郎は一体何者なのか。次話もお楽しみくださいませ。
メランコリックとひりつく空気への応援コメント
ごきげんよう、米田さんとの嬉し恥ずかしのあれこれや少しばかり気まずい出来事で、相対的には青春を謳歌している島崎くんを尻目に、周囲では暗雲垂れ込め、時折は血生臭い闘争や陰謀が表面化していますものね。
そろそろ島崎くんも、好む好まざるに関わらず、渦中に飛び込むことになるのでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
物語の季節は春に移り変わり、晴れて米田さんと恋人になった島崎君は青春真っ盛りですね。メランコリックな気持ちというのも、ある意味青春の特権かもしれません。
とはいえ、佐藤青年のお話からもお気づきの通り、陰謀の暗雲はあちこちに垂れこめています。
島崎君は、そうした出来事の渦中に飛び込まざるを得ない運命を背負っています。それはもちろん、「最強の妖怪になる」という野望を抱いたからなのですが。
毎度コメントありがとうございます。とっても励みになります。
弥生の先のチラシと出会いへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くんパートに戻っていきなり、モヤモヤする展開ですね。
あの時の島崎くんの能力の発露が、現実改変されてなかったことになっている。
藤森さんの生まれ変わったような、と言う感想は実はその通りなんだけれど、やっぱり微妙に変わっている。
ポスターの内容は、前話を受けての注意喚起だけれど、このエピソードでの記憶改変と関係あるのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね。現実改変は一応行われてはいたのですが、改変前と改変後の出来事の乖離が大きすぎたために、島崎君も詳細を思い出そうとすると負荷がかかり、それでうまく思い出せない感じになっているようです。ある意味、心と頭を護るための防御機構かもしれませんね。
ポスターの内容は確かに前話と関連があります。
開幕より不穏な雰囲気が出ておりますが、今後どう転んでいくのかもお楽しみくださいませ。
人の知らぬ間の異形の跋扈への応援コメント
ごきげんよう、佐藤さん達一般人は、記憶を消された上で助けられたのですね。まあ、こんな記憶は封印するに越したことはないでしょうが。
それにしてもラス子さん達は神話生物じゃなくて妖怪さんだったのですね。
と言うことは、趙さん同様、神話生物を抑えるために潜入していたのか。
リンさんは、雪羽くんの元取り巻きですか。
雉鶏精一派対八頭怪の図式がはっきりしましたね。ドキドキしてきました。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
この世界では、人間たちに対しては妖怪や異形の存在は半ば秘匿されております。術者などの知っている人間たちの場合は話が別ですが、そうでない場合は社会的混乱を防ぐ意味合いも兼ねて、記憶を改竄・消去されるみたいです。
佐藤君としてはもやもやする所もあるでしょうが、忘れた方が幸せな事柄ではありますよね。
ラス子ちゃんの正体は……アライグマ少女の熊谷リンでした。実はアライグマ妖怪という事でラス子、と呼ばれていたんです。第四部でちょろっと登場しましたが、今回もこっそり大活躍した模様です。
実を申せば、ラス子ちゃんの初出は別作品なのですが、良いキャラなので本編にも登場しました。
次話からは再び源吾郎君視点の話に戻りますが……引き続きご愛顧いただければ幸いです。
異形顕現し妖狐が跳ねるへの応援コメント
ごきげんよう、妖怪さんかと思っていたら、お嬢さん方は妖怪さんではなくてクトゥルフの異形さん達だったようですね。
襲われているのは人間の参加者? 人間界への侵略行為? 趙さんは妖怪さんですか、と言うことは潜入捜査的な?
クトゥルフの異形対妖怪さんの戦い、これも八頭怪の計画なんでしょうか。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
どうやら神話生物絡みの異形たちが登場しましたね。一転してピンチに陥った佐藤青年の顛末・趙さんの正体・闘いの目的につきましては、次話にて明らかになるので、どうぞお楽しみくださいませ。
女子との会談に花が咲くへの応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
初っ端から『怪奇! 妖怪サークル。佐藤 青年の運命やいかに……』みたいなノリで展開が早いですね。
このサークルが、源五郎とどう関係してくるのか楽しみです。
今後も楽しみに拝読させて頂きます、モブ モブ夫でした。
作者からの返信
モブ モブ夫様
ご無沙汰しておりましたが、早速第五部に来ていただきありがとうございます。
そうですね、源吾郎君視点ではありませんが、第五部は動きのある展開を意識しております。佐藤青年の運命と共に、源吾郎君たちとの関連性も考えて頂ければ幸いです。
モブ夫様、今回もご期待頂き嬉しい限りです。
女子との会談に花が咲くへの応援コメント
ごきげんよう、うわあ、やっぱりお姉様方、妖怪さんでしたか。野良とか仰ってましたからもしやと思っていたら、躊躇うことなく正体を現すとか。
主催者も見下すような発言もありましたし、サークル側も知らなかったのかしら?
どうやらゲストの学外参加者はみんな妖怪さんのように思えます。
ますますこの交流会の目的がなんなのか、心配になってきますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
お察しの通り、お姉さま方(お嬢様方?)は妖怪でした。実は初登場の妖怪たちだけではなく、何処かで登場していた妖怪たちもいるかもしれませんね。
目的が何なのか、それは次回をお楽しみに下さいませ!
あやしき交流会へのいざないへの応援コメント
ごきげんよう、ここで研究外の大学での挿話ですか、なんだか怪しさが漂う感じのサークルですけれど、大学デビューに失敗した焦りなのか、佐藤青年はあまり疑うことなく入会したようですけれど、ちょっと心配になりますね。
一時期大学内に新興宗教のフロント窓口のようなサークルがたくさん出来て問題になったこともありますし、ひょっとしてこれは何かの罠なのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。この「浮かれ学生のサークル奇譚」は島崎君が登場しないお話が4話ほど連続してしまいますが、本編とは繋がりがございますので、その辺りもお楽しみいただければ幸いです。
そうですよね。サークルもマトモな物ばかりではなく、怪しい団体とかも存在しますよね……私も書きながら、そのようなサークルが問題になっていた事を思い出しました(私が学生の頃は、奇しくもそうしたサークルは見かけませんでしたが)
果たしてこのサークルがどのような物か。それをお楽しみいただければ幸いです。
誤爆もたらすは可憐なる小鳥への応援コメント
ごきげんよう、第五部の連載開始、おめでとうございます。
第五部ではいよいよ因縁の八頭怪との対決とのこと、どんな壮絶な戦いになるのか、ドキドキしていましたが、冒頭は浮かれた島崎君でしたね。
いえ、もちろん付き合い始めたふたりにとっては今が一番楽しい時期、どんどん浮かれてくれたら良いのですが、よりによってメッセージの誤爆がお兄様でしたか。
ホップちゃんはひょっとして、他の妖怪に浮かれているご主人様に嫉妬しちゃったのかもしれませんね、可愛い。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
早速お越しいただきありがとうございます。実は第五部は、9月より連載を開始しようと思っていたのですが……色々と思う所があって7月からの連載をスタートいたしました。第四部と同じくストックを構築しておりますので、しばらくは定期的に更新可能です。
冒頭はまぁ島崎君の浮かれ話ですね。第四部のデート後の後日譚でもあります。
誤爆は宗一郎さんだったので、とんでもないほど気まずかったと思われます。ホップ君、他の妖怪に浮かれているというよりも、遊びの時間なのに関心が別の事に向いていたので嫉妬しちゃったようです。動物にはありがちな事ですね。
オンドリたちはメス山鳥と相まみえるへの応援コメント
ごきげんよう、青松丸さんの紫苑に対する複雑な感情が理解できて、とても悲しいですね。裏切者だとは判っていても、それまでに過ごしてきた長い時間、交流は、例え嘘だったとはいえ、青松丸さんにとっては本物の時間だったのでしょうから。
でも最後の一文、なんだか紫苑が、青松丸さんに未練や迷いを捨てて早く私を倒しなさいとハッパをかけているようにも思えます。これは紫苑の側に、何やら思惑があるようにも思えますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。一度に読んでくださってありがとうございます。
青松丸さんは優しいし善良な性格ですからね。何も知らない紅藤様(母親)が、義理の姪として可愛がっていた紫苑の事を、彼も姉のように慕っていたのです。双睛鳥さんなどは悪を憎み切っている感じですが、なまじ昔の事を知っているがゆえに、そう言う心境になれなかったんですよね。
紫苑の思惑については、正直な所書き進めるまで私自身も把握できていない所がありました。しかしここから、少しずつとはいえ明らかになっていくと思います。
なお、年末は12/31の更新が最終、年始は1/1より更新いたします。
おだ様もお忙しいでしょうし、お時間のある時にお立ち寄り頂ければ幸いです。