第60話 VS 化けキノコ・スライム
俺達はさらに北東に進んでいた。すると、先の方に池が見えた。美しく見える青色の池で、少し苔が生えていたのでところどころ緑色であった。
一旦その池に寄ろうと近づいた。
池につながる道が一本道だがあった。道には、草があまり生えていなかったので、人がよく通るのだと俺達は考えた。
俺達は、一本道を突き進んでいった。先頭は俺で、中間にエマ、最後尾がディーラーだった。
ディーラーは荷車を引いていた。そのため、車輪に草がからめとられたりしたが何とか池に進んでいった。
「ちょっと、カルロス。もう少し早く進みなさい。でないと当たってしまうわ。」
「でも、ディーラーは荷車を引いているのでこのぐらいのスピードがいいんじゃ‥‥‥」
「いや、もう少し早く進んでも大丈夫だぜ」
ディーラーがもう少し早く進んでも大丈夫と言ったので、少し早めの速度で進んだ。
すると、道から外れて草がおおいしげるところから突然魔物が現れた。その魔物は、化けキノコとスライムだった。
「化けキノコとスライム‥‥‥そういえば北の森に生息していたんだった。」
「どうするの。ここは一本道よ。私たちは手を出しにくいわ。あんたで何とかしなさい。」
「言われなくてもそうしますよ。」
俺は霊力を使わず、化けキノコとスライムに突き進んでいった。だが、そいつらは草が生い茂るところに隠れた。
「くそ、隠れやがった。ということは‥‥‥草むらに隠れながら攻撃してくるのか」
俺は、周囲の草むらを注意深く観察した。
少しの間沈黙が続いていた。だが、少しして、化けキノコとスライムが現れた。
化けキノコは現れたと同時に、胞子をだした。
「その胞子を吸うと危険よ。口元を隠して」
エマが叫んだ。その直後俺達は、口元を手で覆った。
胞子を吸うことはなく俺はまず厄介な化けキノコを突き刺した。そして、突き刺した刀を下に振り下ろした。
化けキノコは真っ二つにされた。二つに分かれた化けキノコはその場に崩れ去った。
その時、俺の真横から黄色のスライムが突っ込んできた。
俺はよけて、攻撃をしのいだ。その後、剣を鞘に納めた。居合斬りの構えをした。そしてスライムに向かい一気に刀を抜き出した。
刀は鞘から出たと同時にスライムを斬りつけた。スライムは、斬られ大きな切り口が見えていた。その後、スライムはその場に落ちた。
スライムの反応を確認したが、何も反応がなかった。俺は化けキノコとスライムを倒した。
その後、俺は化けキノコとスライムから一部を採取した。
採取が終わると俺達は池に向かって突き進んだ。
進むと目の前に青い池が見えた。離れたところから見た時より大きく見えた。
俺達は一旦ここで休憩することにした。荷車を確認したが、ミジョンはまだ眠っていた。
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