概要
曹操ファンまじで必読!
三国志の英雄の一人曹操が徐州で「大虐殺」を行うところから、赤壁の戦いで撤退するまでを、曹操と彼の部下たちの視点から語る物語である。
曹操といえば三国志の悪役として有名となっており、三国志演義や、それに基づく日本で書かれる多くの物語は、曹操とその部下たちはやられ役で敵役、非常にカッコ悪い。
しかし、この物語は曹操ファンまじで必読である!
というのも、長年の曹操ファンによって書かれているからだ。
だからといって持ち上げすぎず、美化しすぎず、きちんと正史を読んで書いている。
そばにいて友だちにしたくなるような、この物語に登場する人々は以下の通り。
献帝にブチ切れる曹操、曹操と殴り合う夏侯惇、悩む荀彧、清濁併せ呑むオヤジ程昱、ケチでも女好きでもない曹洪、あの大斧を実は自分で作った徐晃、天下の農民許褚
曹操といえば三国志の悪役として有名となっており、三国志演義や、それに基づく日本で書かれる多くの物語は、曹操とその部下たちはやられ役で敵役、非常にカッコ悪い。
しかし、この物語は曹操ファンまじで必読である!
というのも、長年の曹操ファンによって書かれているからだ。
だからといって持ち上げすぎず、美化しすぎず、きちんと正史を読んで書いている。
そばにいて友だちにしたくなるような、この物語に登場する人々は以下の通り。
献帝にブチ切れる曹操、曹操と殴り合う夏侯惇、悩む荀彧、清濁併せ呑むオヤジ程昱、ケチでも女好きでもない曹洪、あの大斧を実は自分で作った徐晃、天下の農民許褚
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!今まで見たことのない曹操と魏が、ここにはあります
凄ーく気後れしながらこのレビューを書いています。こんな経験は初めてです。
ですが、全話を拝読して二日、未だに興奮が覚めないので、書かせていただきます。
この物語は、言わずと知れた三國志演義を下地に、曹操率いる魏にスポットを当てて展開しています。熾烈な三国時代を生き抜いた曹操と彼の配下達が、都度語り手を変えながら、読み手に語りかける一人称のスタイルです。
拝読する限り、作者様の曹操愛、ひいては魏への愛は相当の熱量です。参考文献の多さからもその一端が窺えるのですが、なにより、語り手となる武人達が全員、伸び伸びと生を謳歌しているんです。ご一読いただいたのなら、すぐにこの意味が分かっていただける…続きを読む - ★★★ Excellent!!!血は水よりも濃い、と言いますが。
三国志の魏が成立する頃のお話です。
三国志。小説でも漫画でもゲームでも良く関わりました。歴史物を見ると、ひとこと紹介のように血のつながりの重要性を、強く感じてしまいますよね。
でも水の方が濃い事もあるようです。劉備の三兄弟とかが有名ですが、実は曹操側にも沢山あったんですねぇ。勉強になりました。
このお話では、素晴らしい人材が生まれ、育ち、活躍して儚くなっていきます。でも彼らは必ず何か爪痕を残すのですよね。憎いなぁ。
昔も今も、形は変われど戦争がどこかで起こっています。嘘っぱちでも偽善でも良いですから、平和な世の中になれば曹操も苦笑いで応えてくれるんじゃ無いですかねぇ。