概要
おとぎ話のお姫様のような儚げな雰囲気の少女、姫花が、変人と名高い恭弥の研究室を訪れて言った。
「この世界はおかしい」
それが口癖の恭哉は、幼馴染の真人とともに、『死んだ人の記憶が消える』法則を、大学の研究室で解明しようとしていた。
この世界で死ぬと、生きている人の記憶から消えてしまい、存在していなかったことになる。
日記に身に覚えのない名前が書かれていた姫花、母親の記憶を失った莉奈、事故で庇ったはずの相手が消えた優斗、虐めてきた相手が消えた美樹。
それぞれの理由から『死』という概念に気づいた6人は、恭哉の元へと集結し、謎を解き明かす為に巨大な世界へ、命懸けで立ち向かうことになる。
運命のように惹かれ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この世界の消失する記憶と欠落に気づいてしまった彼ら
タイトルに引き込まれて読み終わったのですが、楽しかった!
些細なことから記憶が消えていることに気づいた学生たちが集い、消えた記憶について調べていきます。
彼らの行動を追いながら、読者もこの世界の特異な点について知ることになります。
けれど、危険が迫りはじめ、消えている記憶は消されているのだと彼らは自覚します。
一体、何のために?
世界の欠落を追いながら、それぞれの恋や絆が育っていくのがいいなあと思いました。
喪失と獲得が絡まりあった物語です。
物語の最後、付け加えられたもうひとつのifの結末によって切なさが増して胸を打ちます。 - ★★★ Excellent!!!「助けを呼んだ先にあったのは、“救命”ではなかった」
路地裏に降ってきたのは、雨ではなく「人」だった。
ありふれた朝、大学生の“僕”が遭遇した事故。
血に染まるアスファルト、止まらない出血、助けを呼ぶための一本の電話。
ここまでは、現実でも起こり得る光景だ。
だが、現れたのは救急隊ではなく、黒いスーツとサングラスの男たち。
彼らの口から出る言葉は、どこか決定的にズレている。
「信号の弱まった人物」
「識別コード」
「記憶の消去と上書き」
助けるはずの存在が、“処理”を始めた瞬間、この世界の正体が静かに輪郭を現す。
恐怖を煽る派手な描写はないのに、読み進めるほど背中が冷えていくのは、
この世界では「死」が異常ではなく、管理対象だからだ。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!記憶と絆が織りなす青春SFミステリー
SFミステリーに青春群像劇と恋愛要素を巧みに融合させた、非常に完成度の高い物語。独創的な世界観と哲学的テーマを軸にしながらも、キャラクターたちの感情や成長が丁寧に描かれており、読者を深く引き込む力があります。
物語全体を支える設定が非常に魅力的。「死」という普遍的なテーマを大胆に再解釈し、それが人間関係や社会にどのような影響を与えるかを探求しています。この設定は単なる舞台装置に留まらず、物語の進行やキャラクターの行動原理に深く関わっており、読者に強い印象を残します。
個性的な登場人物たちもまた、本作の大きな魅力です。主人公である恭哉は、独特の感性と強い意志を持つ青年。ヒロインの姫花…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そこの紳士!熟女!奥様の皆様へ読んで貰いたい!
なんだか気になるタイトル過ぎて思わずよんてしまったんですけど……。
でも、予想通りといえば予想通り。
『死』という言葉、文字? だけでデスゲームやホラー、スプラッタを想像してしまったんですけど!
読みはじめて3秒でスプラッタやホラー系と認定!
なんてものを読ませてくれるんだ!
日華先生!ホラーやスプラッタは私読めないんだって!
みなさん!こちらのおはなし、ホラーやスプラッタは含みませんが、3秒で人が死にました。閲覧注意です!
合わないと思ったら迷わずブラウザバックして…。く、だ さ……、アレ? なんですか? コレは! 凄く読みやすくて続き読みたくなるんですけど!
…続きを読む