概要
おかあさんが、大好きだった―――――
誰もが羨む先輩が欲しがった、「たったひとつ」――――
容姿端麗で優等生、性格も良くて人気者、演奏技術もプロ並み。吹奏楽部のマドンナこと、副部長・沙楽。
夜空に煌めく一番星のような彼女の、隠された秘密、そしてたった一つの『願い』とは。
「沙楽は、私たちとは『違う』じゃん!」
「あたし、クラリネットが好きなの」
そして明かされる、若の宮中学校吹奏楽部の知られざる過去話。
なぜ、金賞常連校だった若中吹部は、廃部寸前にまで落ちぶれてしまったのか。そして、そこからどのようにして這い上がったのか――――
主人公・花音が知らない物語を、二個上の先輩の視点から語られる、『あの音が響く先で』のスピンオフ。
※過激な言動・暴力シーン等を多々含みます。苦手な方は閲覧をお控え下さい。
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