概要

どれだけ後ろ指を刺されようと、どうせ一年後には死んでるんだ
 その男は傍から見れば普通だった。
 友達が多いわけでも、少ないわけでもなく、どこにでも居る王城の騎士の指導役として働く普通の男だった。

 ただ、犯罪を犯そうとしたことがないのか? と聞かれれば、素直に首を縦に振ることは出来なかった。
 理由としては単純だ。
 犯罪を犯そうとしたことがあるからだ。
 
 ならば何故、その犯罪を犯さず、今も普通に生きているのか。
 それは、まだ男が23歳と若かったからだ。
 まだ人生は長い。だと言うのに、犯罪なんて犯して、誰かに追われ、命を狙われる人生なんて嫌だったからだ。
 そんな人生を送るくらいなら、このまま普通に生きて、普通に幸せを掴んで、普通に死ぬほうが楽しいと思った。だから、犯罪なんて犯さなかった。
 
 だったら、もしもそう考えた時のその男が若く…続きを読む
  • 残酷描写有り
  • 連載中9
  • 15,115文字
  • 更新
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