概要
366番目の世界線で君を待つ。
クラスメイトの幾多千世《いくたちせ》は発明家だ。
僕は助手じゃない。ただのクラスメイト。
そんな彼女がなんとタイムマシンを発明したらしい。
……けど、失敗だった。
ふわりとした浮遊感とともに、僕たちはまとめて暗闇に放り出された。
「助手! 366番目の世界線で君を待つ!」
気が付くと、僕は椅子に座っていた。
見慣れた部室には幾多千世がいた。
「千世!」
「お、どうした」
彼女は訝しげに僕を見る。
その表情は心配というより、戸惑っているような。
まるで急に頭がおかしくなった人を見るような。
「君はいつから自分の姉を名前で呼ぶようになったんだ、博孝《ひろたか》」
「……はい?」
パラレルワールドに迷い込んだ二人が元の世界で待ち合わせる青春SF短編です。
僕は助手じゃない。ただのクラスメイト。
そんな彼女がなんとタイムマシンを発明したらしい。
……けど、失敗だった。
ふわりとした浮遊感とともに、僕たちはまとめて暗闇に放り出された。
「助手! 366番目の世界線で君を待つ!」
気が付くと、僕は椅子に座っていた。
見慣れた部室には幾多千世がいた。
「千世!」
「お、どうした」
彼女は訝しげに僕を見る。
その表情は心配というより、戸惑っているような。
まるで急に頭がおかしくなった人を見るような。
「君はいつから自分の姉を名前で呼ぶようになったんだ、博孝《ひろたか》」
「……はい?」
パラレルワールドに迷い込んだ二人が元の世界で待ち合わせる青春SF短編です。
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