彼女はふてぶてしく、いつまでも面憎しい
- ★★★ Excellent!!!
主の記憶から自分を消してほしいと願った彼女が失踪した。主が愛する者の申し出とはいえ、叶えることはできない。
しかし、百年でも探しそうな主のため、やむ終えず全ての記憶を消し、ひとつだけを残して彼女の関わるもの全てを捨てた。
人の命では生きられない時が過ぎ――
異種婚姻とか、妖怪とか、鬼神とか、わたしのツボをえぐってくるのやめんか、ともんもんとしつつ読んでいました。
現実は悲しくさみしいものだけど、なぜかみんな笑っているような読後感。素敵なお話です。