第3話 悲壮の魔女(主人公視点)

滝の音が流れ、カーテンの隙間から光が射す。その光で黒髪でクールな顔つきを

している一人の女性は目覚める。では、まず自己紹介をしようか。


僕の名前は 天沢 優 色々あり、性別が変わり、魔女になった男?だ。

身長は165㎝で主に黒い服を好む、……魔女は世間では実態すらとらえられないので

皆は詳しくは知らないであろう。っということで、


僕が知っている魔女の情報を少し話すことにしよう。

まず1つ目


魔女とは魔女とは元々魔法少女であったこと。


これはなんとなく推測してた人も多いのではなかろうか。

2つ目


魔女は何かしらで魔法少女を憎むことで生まれること。


ちなみに僕も今言ったものに全て当てはまっている。

えっ?男が魔法少女?……僕にも色々あったのだよ……(遠い目)


僕も魔法少女はちゃんと憎んでる、まぁ僕の場合は例外なんだけどね。


そして3つ目、


魔女は世界で三人しかいないということ。


これ世間にはバレないようにあえて多く見せてるんだよね

だって世界には数十万人の魔法少女がいるんだよ?

3人しかいなかったら数の暴力でごり押されるからめんどくさくなるんだよね~

…………別に勝てないとは言ってないよ?


でも僕は魔法少女を殺さないし傷つける気もない。僕はそういう性格だから

今だってこそこそ山の奥でスローライフ生活を送ってるし。


さて、今日も畑仕事頑張るぞぉ!っと意気込もうとして家のドアを開けた時だった。

目の前にいかにも死にかけの魔法少女?みたいな女の子が倒れているではありませんか!


相手が魔法少女だからってそんなの関係ない。

目の前で死なれるのは嫌いだから。だから僕は急いでその女の子に

駆け寄った。


「ヒール」


僕がそう言葉を吐くだけで彼女の傷が瞬く間にいえた。

これが僕の固定能力、そしてこれが僕を最強にしているもの


この世界の魔法は基本的攻撃よりなものばかりで回復魔法なんてものは

僕が現役の時ではたったの3人だけだった。


しかもその回復能力は今見てもらった通り即効性で自分がケガを負った時には

魔力がある限り無限に回復する。


たとえ、心臓をえぐられてもものともしない。そう聞くと強いでしょ?

…………さてと、この子を安静にしないとね。


僕はその女の子を持ち上げ、家の中に連れて行こうとすると、


「待つピヨ!!雰囲気でわかるようになったけどお前、魔女ピヨ!!」


「ん?あぁ、この子の妖精さんかな?」


これで決定、この子は魔法少女もどきじゃなくて本物の魔法少女だ。


「クロネをどうするつもりピヨ!」


「どうもこうも…………今のままじゃ安静にできないでしょ?」


「でたらめを言うなピヨ!魔女が魔法少女を助けるなんて聞いたことないピヨ!

甘い言葉で油断させといて魔女の実験にされるピヨ!」


…おぉ……それ言われたら…納得しちゃうんだよね。だって僕の知り合いの

魔女がよくやってたから。……う~ん、どう説得しようかな。


「……僕は別に構わないけれど、妖精さんはここがどこかわかってるの?」


「森ピヨ!」


妖精さんはドヤ顔で答える。いや、確かにそうだけど…………。


「そ、そもそも、僕が初めから実験やらに使うのなら最初から妖精さんは

籠の中でしょ?」


「…………確かに、今こうして呑気に会話なんかできるわけないピヨ。」


「それに、今ここから帰るとして道、わかるの?」


実はここは標高3000mで街とは歩いて5時間はかかる。(魔法少女計算で)


「………………ほんとに何もしないピヨ?」


「うんうん、何もしない。僕は穏やかに暮らしたいだけだからさ」


「…………渋々だけどお願いするピヨ、でも、クロネに何かしたら許さないピヨ!」


「…お願いされました~。もし私がこの子に何かしたら、何してくれても構わないよ。」


そういいながら僕は彼女を家の中へと運ぶ。そんな僕の姿をみて、ぷよよは、


「ほんとに、おかしな奴ピヨ」


そう、小さく声を落とすのであった。



___________________________________________________________________________


      場所は魔法省。


慌ただしく彼女、佐藤と呼ばれた女性は魔法省の最高管理室のドアを

開ける。


「…………何事かね。」


そこには、眼鏡をかけ、コップを片手にソファーに座る茶髪の男性がいた。


「最高司令官!Aランク魔法少女のクロネ・アールが魔女と交戦、その後

連絡が途絶えました!!」


「それで、君は何が言いたいのかね?」


「…えっ?で、ですから至急捜索隊を……………………」


「必要ない。Aランクの魔法少女だ、自力で帰ってくる。」


「………………………………わか、りました。

………………失礼します。」


そう言う彼女は、感情を見せず管理室から姿を消した。


しばらくして、一人、誰もいなくなった部屋で_______________________


「魔法少女は多くなりすぎた。少しでも減らしておくべきだ。

……魔女がいなくなった世界に『彼女達』は必要ない。」


独り言を呟く者がいた。


___________________________________________________________________________


とりあえず3話までは欲しいよねと思い急ぎで

        作りました。


   次回 第4話 『魔女と魔法少女』

  完成次第上げますのでお楽しみに〜?

    








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