第5話 『百合2』
(主人公視点)
_________________________________________
あれから時間は過ぎ、深夜2時、
僕は、携帯を片手にとある人物に
電話をかけていた。…ん?ここは山の中で
回線が通ってないだろって?うん、その通りだよ。…そこの話はまた今度するとして___
【ん。マリアから電話をかけてくるなんて、
珍しい。】
電話の相手は、『操縦の魔女』
【いやね、今うちに魔法少女がいるんだよ】
【ん。浮気か?浮気なのか?】
【僕たち別に付き合ってないよね!?】
【ん。貴方の拒否権は存在しない。私たちは夫婦。】
【何故そうなる!?】
【ん。そんな事実は今語るべきじゃ無い。
要件を聞きたい。】
【色々と突っ込みたいところはあるけど、
まぁ、要件を言うね】
僕は要件をいい、しばらくの間、話し続けていた___________。
翌朝、バッと音が聞こえ、何事かと思い、
音のした方向に視線を向けると、クロエさんが勢いよくドアを開けて、何故が背筋が凍るぐらい、鋭い視線で、僕の事を見つめているではないか。
「……んん!?ど、どうしたの?く、クロエさん?」
「他の女の匂いがする。」
トギリ
何この子怖い!僕とこの子と妖精さん以外、
誰も呼んだことないのに!!
「え、えぇ?なにそれ、僕は女の子なんだから、当然でしょ?」
「ふぅ〜ん。まぁ、今日は許してあげる。」
謎のお許しを頂いて、ようやく緊張が緩和する。
「な、なんか、クロエが怖いピヨ。」
「妖精さんも、クロエさんは怒らせないようにしましょう。」
「……、初めての魔女と絆ができた気がするピヨ。」
「あ、あははっ、…それよりみんな、3日間何も食べてないから、お腹空いたでしょ?朝食用意してるから、みんなで食べようよ。」
普通3日も食べないと死ぬだろうと思ったそこの君、散々言うけれど、魔法少女の原動力は魔力だ。だから僕が定期的に魔力を入れてあげるだけで生きていられるってわけ。お腹は空くけどね
…え?じゃあなんでもっと早く水やお粥やら用意しなかったの、って?簡単だよ、ここ、標高3000m、僕、魔女、人里降りれない。食料?冷蔵庫、空っぽ、OK?
「やったぁ!最近はお腹がすきすぎて気持ち悪かったから、ようやく食べれるんだね!」
嬉しそうな笑顔でクロエは僕に抱きついてくる。………そう、抱きついてくる。
「…おおおおお女の子が人に軽々しく抱きついてはいけません!」
色々やばいから!!
彼女の外見は、赤髪ポニーテルで身長は、
僕と同じぐらいかな?そして、今僕の胸に引っ付いてるこの大きなものが!!僕の理性が
削られる!!あとは普通に美人すぎて泣きそう。女の子耐性ない僕では死んでしまいます。
「こんなこと普通の人じゃあやらないよ!」
「余計にダメ!!」
僕は強引に引き離す。
「…そ、そんなに、いや、なの?」
今にも泣きだしそうな彼女。
「べ、別に…嫌ではないですけど。」
いや、こんなの断れるか!!
「やったぁ!!!」
過去1嬉しそうな彼女はそのまま僕の手足を
自分の手足に絡ませながら全身をホールドしていく。
「あっあっあっあっ!」
頭が真っ白になっていく________________
「ふふ、ぜっったいに逃がさないから」
そのまま僕はクロエさんにされるがまま
1時間以上抱きつかれたのであった。
「…お味噌汁美味しいピヨ……」
_________________________________________
あれぇ!?百合を描いてそのまま前回の
タイトル通りの展開にしようと思って描いてたら、話が長くなりすぎてしまいそうになったから区切ってしまった。ゴメンヨ。
次こそ、次回 第6話『魔力と固定能力』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます