十品目 幸水の夢 ~涼風に映る甘美な秋の訪れ~

猛暑が静かに息を潜め

空に漂う雲が軽やかに

秋の訪れを告げる時

ポエム食堂が久しぶりに

その扉を開いた


頂き物の幸水

その名は、光を映す水の如く

あでやかな肌は宝石のよう

朝露に濡れた果実の光が

目を奪う


一口含めば、甘露が溶け出す

舌に広がる蜜の調べ

優雅な酸味が音色を添え

口いっぱいに広がる甘さは

まるで夏の残響が

静かに消えていくかのよう


果汁がしたたる瞬間

命の瑞々みずみずしさが凝縮され

その一滴一滴が

時を止め、瞬間を永遠に変える


幸水の芳香ほうこう

心を優しく包み込み

甘美な夢を誘う

涼風に乗って

あなたの心にも届きますように


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ようやく秋の風が吹いてきた!と思ったら、また明日から暑くなるそうです…

秋よ来い🍁


作品の裏話

友情の果実と過ぎゆく時を想ふ

https://kakuyomu.jp/users/majo_neco_ren/news/16818093084055982839

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ポエム食堂 悠鬼よう子 @majo_neco_ren

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