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友情の果実と過ぎゆく時を想ふ


ポエム食堂を更新しました。

十品目 幸水の夢 ~涼風に映る甘美な秋の訪れ~
https://kakuyomu.jp/works/16817330668061688201/episodes/16818093084037718202


先日、母が中学生の頃から付き合いが続いている旧友から、お中元として幸水の梨を頂きました。60年近く続く友情の証とも言える贈り物には、何とも言えない感慨深さがあります。お互い高齢になり、10年ほど前からは電話でしか話す機会がなくなってしまいましたが、それでも半世紀以上もの間、友情が続いていることは本当に羨ましく思います。

私自身、子供の頃から引っ込み思案でネガティブな性格であることを自覚していました。いい思い出の少ない過去を振り返るよりも、仕事や趣味に没頭することで自分を支えてきました。メンタルを患うまでは、過去のことや自分の特性について考える機会はあまりしてこなかったのです。しかし、年齢を想定外に重ねるにつれて、こうした長く続く友情の価値に気づかされ、一人でもそうした心を許せる友人を見つけておけばよかったと、後悔の念が募るばかりです。

今回の幸水の梨を通じて、友情の深さやその尊さを改めて感じました。ポエムにその思いを込め、心に残る一品として大切にしていきたいと思います。

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