雪国のトンネルの向こうには

カッコウの習性になぞらえた、儚くも切ない社会派ドラマ。

舞台は雪国。子供限定の無料食堂『カッコウの巣』の経営者である『母』の死を通じて物語が動きます。

老人介護のリアルな描写と、再会した兄と妹の数奇な運命。複雑な要素が絡み合うミステリー展開。そして想像を越える結末。ネット小説のレベルを越えた圧倒的な筆力で、読者の感情を揺さぶるでしょう。

雪国の暗く重いトンネルの向こうには、どんな景色が待ち受けているのか。極上の群像劇が貴方の涙腺を崩壊させます。

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