戦記ではなく旅

 色々なイメージが浮かぶ物語で、私では一言、「旅なんだ」としかいえないスケールの大きさを感じます。

 住めなくなってしまった未来の地球、月の地下に隠されていた遺跡といったギミック、各話の冒頭にある日記と、物語を描いている文体など、引き込まれる思いがします。

 戦闘シーンもあるけれど、それがメインではないと思わされる展開は、キャッチコピーに書かれている通り、この物語は「旅」という言葉の意味、雰囲気にあるものを全て内包しているからのようにも感じられます。

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