三頭犬と魔物使い～幼なじみにテイムされてました～

ある日気が付くと、子犬になっていたオルフェル少年。しかも、大好きな幼なじみの少女ミラナにテイムされて（飼われて）いて──！？

いったい、何がどうしてこうなったのか？
彼は必死に記憶をたどり始めます。思い出すのは、同じ魔法学校で過ごした日々。

物語が進むにつれて、徐々に明らかになるヒロイン・ミラナちゃんの想いや主人公オルフェルくんの境遇。それは王国自体の存亡に深く関わっていた⋯⋯。

この作品の魅力は、主人公のオルフェルくんや親友のシンソニーくん、ヒロインのミラナちゃんといった多彩なキャラたちの視点でつむがれる物語。

それまで語らなかったキャラたちの背景がわかるにつれて、物語が立体的に、…続きを読む

ファンタジーものは数あれど、本作はとびっきり良い意味で、ファンタジーのお手本のような作品です。

主人公オルフェル君の周りにはいつも仲間がいっぱい！そんなワクワクする毎日のはずが、なんと犬に！？
彼は大好きなミラナちゃんにお世話してもらいつつも、人間に戻る機会をうかがってます。犬のままでもオルフェル君の魅力は変わらず、楽しい物語です。
一方、ミラナちゃんにも何か秘密があるようで……？

物語に深みを与えるこの2人から、もう目が離せません！

エリート魔法学園に入学し、騎士になって片思いの相手と結ばれる夢に近づいていたはずなのに、いつの間にか彼女の使い魔になっていたオルフェル。なぜこんなことになったのか、記憶を呼び起こそうとしますが……

ポップな雰囲気で進みながらも、時折不穏さが見え隠れする物語に、ドキドキしたりほっとしたりしながら引き込まれていきました。

主人公のオルフェルが前向きで明るく、友人のシンソニーも穏やかな人柄なので作中にはほんわかした空気が漂い、楽しく読み進めています。しかし今後オルフェルがどうなっていくのかという不安感も、物語を一層面白くしていると思います。

まだ物語の途中で謎も多く残っているので、続きも楽し…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（380文字）

　花車先生の作品を読んでからファンタジーの世界に興味が湧くようになりました。
　魔法の世界とは単に攻撃する魔法だけではなく、人を幸せにする魔法も存在します。
　更にこの物語は人間ドラマがあります。仲良しなだけでなく、ギルドのクエストなどを通して、仕事として彼らは確実に成長していきます。オルフェルを取り巻く彼らの人間模様や成長を追って行くのが今や楽しみになっています。
　心からの楽しみ、ファンタジーを身近にしてくれる花車先生の作品を是非とも読んでみて下さい♬

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（178文字）

特殊な視点で物語が楽しめます^_^
犬なのは信念に忠実だからかな？
なろうで中心に活動されているので、皆さんもよろしければ続きはなろうへ！