可愛い不登校小説家黒ギャルとの甘い青春物語です、属性に惹かれる方はぜひ!おすすめします!
タイトルに尽きる。もちろん、人間のむつかしさや煩わしさがちゃんと書かれたいい作品だとは思うが、私はただ黒ギャルが好きだから、読んでみようと思ったまだである。読者諸賢におかれては、本を手に取るにあたって難しく考えすぎでいないだろうか。それが目に止まったら、迷わず読め。それだけでいい。
黒ギャルと赤井くんの、もどかしいティーンズラブ・ストーリー。確かな筆致と細やかな心理描写で、二人の存在感がぐんと増す、そんな物語です。まだ序盤ですが、赤井くんも黒ギャルも、読んでてすごくニュートラル。好きは好きだけど、どちらも一歩踏み出さない。感情に任せて突然豹変したりしない。これが令和のティーンズラブ。でも黒ギャルには平成の香りも感じられる。漫画喫茶に住む黒ギャルの歪さに、現代日本の陰と葛藤を想起させる本作。是非最後まで、彼らの行く末を追ってみたいと思う一作です!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(373文字)
学校に行けなくなってしまった真緒の力になりたいと、歩みを止めない赤井くんの優しさ。そして、応援コメントに書いている方もおっしゃってましたが、ギャルの良さ。この2つに着目していただきたい作品です。不登校だろうが、ギャルだろうが、真緒にははっきりとした目標があってかっこいいと思いました。続きを楽しみにしております!
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