概要
生きてる人間なんてもう知らん。
死霊術師のマイロはパーティを追放され、とうとう人間に愛想が尽きて、ダンジョンの中で暮らすことを決意。唯一、美少女黒魔術師のウリエラ(死体)だけが、マイロについて行くことを決心する。
※23/10/03 ちょっとタイトル変更
※23/12/01 カクヨムコン参加
※23/10/03 ちょっとタイトル変更
※23/12/01 カクヨムコン参加
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!仄暗く、どこか暖かい
ざまぁ! から始まるこの作品ですが、当作の魅力は主人公の在り方なのかなぁって思っています。
主人公は死霊術師です。
理解できない人間よりも、物言わぬ死体と親しむことを選んだような人間てす。
ただ、必要があって彼は人の死体をネクロマンスすることになります。
それは死体であっても人です。
人の魂を宿し、人としての面倒臭さを多分に孕んでいます。
そんな元死体たちとの親しみの中での主人公の揺れ動きが……私は良いなぁと思っています。
推しキャラはマズルカさんですねー。
獣人の女性です。
狂気成分多めのキャラクターたちの中で、彼女は非常にまともです。ある種、大人です。
彼女の存在が物語に暖かい奥…続きを読む - ★★★ Excellent!!!秒速の「ざまぁ」
突然パーティーメンバーから追放を言い渡される死霊術師のマイロ。
ネタバレにならない程度に言っておくと、追放してきたやつらに対する「ざまぁ」は話のかなり早い段階で執行される。
だが、それはマイロにとって大した意味のあることではない。
確かに、この世界の死霊術は悪用しようと思えば、いくらでもできそうな能力なので、嫌われるのにも一部の理はある。
だが、汚れた存在として蔑まれつつも、実際のところその力は様々な場所で利用されており、社会を回すのに不可欠なものになっている。死霊術自体、ちゃんと公の学院で教えている術でもある。
忌み嫌われる存在なら、何故そんなものを目指すのかと思われるかもしれないが…続きを読む