とある行商が体験する奇妙で恐ろしい物語。主人公の行商は、京の都へ装飾品を売りに出かけるわけですが道中の山道では『神隠し』があるという。しかしそれは単なる怪奇現象ではない……本当に恐ろしいのは人間ってことで。しかし神隠しは神隠し。世の中には理解を超えた現象もある。それはそれとして、人の親切は素直に受け取っておくべきだなと読んでて思いましたね。自分の事だけ考えてると碌な事にはなりません。お話のオチはそんな風に感じる締め方でした。謎が残るところも神隠しをテーマにしたお話っぽいですね。ゾクっとしたい貴方におススメです。
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