概要

ちゃんと自分の指、五本とも見えてますか?
いきなり現れた、指に包帯を巻いた女性。
彼女が手を伸ばしてきた時、彼もまた手を伸ばす。
そして―――自分の指が1本足りない事に気付く。
幸い、指はすぐに“復活”するが……
それから彼は、周辺に“指が1本無い”
人間を見かけるようになってしまう。

そして、その度に指に包帯を巻いた
女性が現れる。

「いた」
「見た」
「誰」

質問とも命令とも取れない問い。
彼は逆らえず、それに答えてしまう。
そして……名前を答えた“指が1本無い”
人間は姿を消してしまう。

彼のその独白を、私は聞いていた。
  • 完結済1
  • 5,982文字
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