目が見えぬ代わりに、耳で人の醜さを知っていた花嫁。村人の保身によって、呪術の成れの果てとなった男。これは人と妖の狭間を生きる二人の、夜を歩く物語。
このネームでの創作活動はカクヨムオンリー(同名でTwitterも使ってます)です。 ↑別のユーザーネームで投稿したものをブラッシュアップして出しました。 …
神に捧げられた盲目の花嫁『椿』と、神にされた男、『朧』が出会う物語。朧が神にされた儀式が、『孤独』と同じ呼び方で、一人で過ごして来たとてつもない時間を思うと、胸が詰まります。両親を亡くしてから…続きを読む
描き出される世界の香りと彩り、その深さ鮮やかさに驚かされます。第一幕の物語は、朽ちた枯木の野を思わせるほの暗いくすみを帯びながら。第二幕の物語は、薫り高く咲き誇る山桜を思わせる鮮やかさと、幽玄…続きを読む
ありがとうございます。最初から最後まで大好きでした。和風因習物を下敷きにした、異類婚姻譚です。妻は、桃源郷と称される奇跡の実りの村に連れて来られた――おそなえものでした。妻――椿は盲目の…続きを読む
盲目の18歳の女性――椿は、桃源郷と謳われる村で八千矛神の贄とされた。両親に先立たれ、叔母を名乗る女性から不遇の扱いを受けていた彼女は、自ら死を望むようになっていた。売られた村の大蔵で、八千矛神…続きを読む
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