ＦＯＲＥＩＧＮ　ＢＯＤＹ

チートも無し、スキルも無し、さらには過去の記憶も無し、それでも僕は幸いなのかもしれない。

僕がこの世界に来て、最初に出会ったのが探偵業をしているシェーリー、それから自動車修理工を営むシャンク。

もしも、この二人に出会わなかったのならば、この世界での僕の暮らしは、また違ったものになっていたことだろう。

いずれにしても僕は、この世界では特異な存在であることに変わりはない。