概要
七年間で夫ロジャーと顔を合わせたのは数回、会話もほとんどなく、手紙を出しても返事は来ない。政略結婚とはいえ、夫に冷遇されている妻は、社交界でもそっぽを向かれてしまう。
すっかり意気消沈したキャロル。せいぜい庭仕事に精を出して気を紛らわせる日々だ。
こんなはずじゃなかった。涙ちょちょぎれ……と、ふって湧いた離婚話。
対戦国との和平条約に、公爵ロジャーと敵国の王女の結婚案が浮上したのだ。
キャロルはお払い箱、でも離婚できるなら大賛成!!
大喜びのキャロルだったが、夫ロジャーがまさかの抵抗を見せて……。
離婚したい妻と離婚したくない夫が繰り広げるドタバタ・ラブコメディ。全64話
◇◇
『悪女が生き残る方法~略
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- ★★★ Excellent!!!政略結婚からの政略離婚?離婚できるなんてラッキー!でも夫に抵抗された。
すてきな結婚生活を夢見ていた主人公。
ですが、夫は主人公に無関心。彼女の夢は結婚と同時に崩れ去ります。
冷遇されつづける主人公ですが、一筋の希望が……
なんと、夫に別の結婚話が持ち上がったのです!←びっくり
まさかの政略離婚案件が持ち上がり、冷淡な夫と別れることができる予感☆
喜ぶ主人公でしたが、なぜか夫は離婚を断固拒否してきて……
夫婦の痴話げんかを楽しむ女性向けラブコメです(笑)
夫ロジャーの傍若無人ぶりと、そんな彼に振り回され大混乱する周りの人々の様子が面白おかしく描きだされています。
なぜかは分からないんですが、読んでると昔読んだイギリスの児童文学を思いだして懐かしさを覚えました…続きを読む - ★★★ Excellent!!!違うのよ、ロジャー! 溺愛じゃなく、離婚してほしいの!
家同士の思惑で結婚と相成った主人公のキャロル。
世間知らずも手伝って甘い新婚生活を想像していたのだけど、現実は厳しい。
戦場を点々とし、帰城もままならない夫はキャロルの名前すら憶えていない。いや、結婚していることすら時折忘れる。
そんなとき、突如提案されたのが、夫であるロジャーと敵国王女との結婚。
和平のための婚姻を行うため、キャロルは離婚して本家に戻ってこいと言い渡される。
これ幸いと離婚に動き出すのだが……。
ここに来て、夫ロジャーがごねるごねる。
「離婚なんてしない!」
「はああああああ⁉ どの口が言う⁉」
キャロルだけではなく、読者も唖然。
これは、そんなキャロルの汗と涙と努力…続きを読む - ★★★ Excellent!!!離婚の危機から一転。甘い恋が……始まらねーっ!
公爵夫人のキャロルは、もう結婚七年目。しかしそんな彼女には、夫婦間の悩みがひとつ。
夫の浮気? それとも倦怠期? いえいえ、そんなものではありません。なんと彼女、夫ロジャーとは、夫婦であるというのに顔を合わせたのは数回。会話もほとんどなく、手紙を出しても返事はなし。そもそもロジャー、キャロルの顔と名前を覚えていません。
こんな結婚生活嫌だ。そもそもこれって結婚生活と言えるのか?
そんな中、ふとしたことからロジャーと離婚できるチャンスが舞い込んでくるのですが、もちろんこれを逃す手はありません。早速離婚届にサインしてもらって、とっとと別れましょう。
となったら良かったのですが、形だけの夫ロジャ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!妻の顔も覚えていない冷酷夫となんて、離婚だ離婚ー!
『帝国の死神』として恐れられた英雄、ロジャーと結婚して公爵夫人となっていたキャロル。
しかしこの夫がなんと言うか、最低な野郎で。結婚したはいいもののそれから七年の間、顔を合わせたのが数回。それどころか妻の顔すら覚えない、何のために結婚したんだよって言いたくなる大バカ野郎なのです。
そんなある日、ビックリするような出来事が。
キャロル達のいる国が長年対立していた敵国と和平を結ぶことになり、その条件として出たのがキャロルの夫ロジャーと相手国の姫を結婚させるというもの。つまりキャロルは離婚させられてしまうというのです。
こんなの理不尽。キャロル可哀想……と思いきや。
冷酷夫と離婚できるなんて素…続きを読む - ★★★ Excellent!!!離婚なんて紙切れ一枚で出来るはずなのに
結婚も離婚もね、ぶっちゃけ紙切れ一枚なんですよ。ササッとサインして、然るべきところに提出さえすれば出来ちゃう。
だけど、それを言っちゃあおしまいなんですよ。
結婚するには当人同士の気持ちが大事だし、離婚もまた然り。現代日本ではほぼほぼ恋愛結婚かと思いますけど、こちらのお話に登場するのは、当人の意思なんて尊重されないような立場のお方。なんてったってお姫様です。お姫様っていうのかな、正しくは大公女様です。
だからまぁ、政略結婚ってやつですわな。
あの国と仲良くやりたいから、ちょっとお前、嫁いでこい、みたいなね。そんな感じで大公女のキャロルちゃんは、ソル帝国のウィンウッド公爵に嫁ぐわけです。
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