巨大樹に寄り添って生きる超未来世界。植物が魅せるバトルは必読!

 現代が古代になるほどの超未来、人々は巨大樹のそばに集落を作り、寄り集まって生きているが、害蟲という怪物に脅かされてもいる。
 主人公のノブナガはとてつもなく運が悪い。厄介事に巻き込まれたり、ピンチが連続したり、空から降ってきた女性・チアカに振り回されたり、破天荒な双子の妹たちに振り回されたりと気苦労が絶えない……しかし、ノブナガの『蟲狩』としての強さは卓越しており、機転と工夫で次々と害蟲を倒していく。(28話時点)

 ノブナガはその不幸体質ゆえに、いくつもの困難に立ち向かうこととなり、読者を楽しませてくれます。おそらくヒロインのチアカも、空から降ってくる女の子の有名なイメージとは全く逆で非常に明るく、しかも強いというのが好みです。
 過去にあった戦争、暗躍している何者かの存在、そもそもなぜ世界はこうなってしまったのか。謎がたくさんあり、この先がどうなるか楽しみなお話です。

 個人的に虫型の怪人が好きなのでより楽しめています。クリーチャーが好きな人はぜひ読むべき作品です!

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