概要
暑い日の夜に是非
それは語られる身も毛もよだつ物語。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!語りかけてくる怪談──その声は、もう耳の奥にいる
『黒の怪奇譚』を読み進めるうちに、まるで夏の夜、縁側で友人の話に耳を傾けているような、不思議な親しみを覚えました。語り手である「俺」に語りかける黒乃さんの浴衣姿も情緒たっぷりで、物語にそっと涼を添えてくれます。
最上輝也くんたちオカ研メンバーの青春の一幕と、じわじわと現実を侵食していく怪異の描写が交わることで、静かな怖さと切なさが胸に残りました。咀嚼音や小鬼の存在など、ひとつひとつの異変が丁寧に描かれていて、読んでいて思わず息をのむ瞬間も。
物語の最後にふと自分が語りの輪から外れていたことに気づく演出も秀逸で、読み終えた後の余韻がとても印象的でした。丁寧に綴られた、心に残る怪談作品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!1話完結形式でスキマ時間にもピッタリ!怖い話が苦手な人でも読めます!
ホラーなので、そりゃあ怖いです。しかも描写がリアルです。
ですが怖いばかりではありません!
と言いますか、まず怖さの前にお話が面白いのです!
特に私は、1話目にも登場するオカ研シリーズが好きです。
※ここからほんの少しネタバレ。
主人公は男子高校生。同性の友達との会話が生き生きとしていて、キラキラしていてホラー展開を忘れます。
いえ、嘘です。オカ研に誘われるので忘れません。
でもホラーから離れて学園ものを読んでいる感覚になります。
何よりオカ研の部長(女子)が独特の雰囲気を持っているのですが(妖怪○ォッ○の眼鏡っこみたいな?)、登場すると必ず言う台詞があって、それが私はツボです。
しかも部長…続きを読む