悪役令嬢な私に興味なんて無いはずの王弟殿下が何故か溺愛してきて困ってます。〜えっちな恋愛小説作家なのは秘密です〜

辺境伯令嬢のエルネットには、前世の記憶があった。前世からの趣味である物書きを生まれ変わっても密かに楽しんでる。謎の恋愛小説家ゾエとして、庶民の間で多大な人気を誇るエルネットであったが、その正体はエルネットにとっては極秘事項。ゾエとしての活動を知っているのは専属侍女とお兄様のみだ。エルネットは17歳になり、一人の女性としてどこかの貴族に嫁がなければならない歳になってしまった。男尊女卑が激しく女性が職を持つ事を嫌う世界で、貴族に嫁いでしまっては小説家はやっていけない。そう確信していた彼女は悪役令嬢を演じる事で自分の評判を貶め求婚を避けていた。そんな時に、女性との噂が絶えない王弟であるクリストファー殿下に、自分がゾエであると知られてしまう！秘密を守る代わりにと婚約を迫られたエルネットは仕方なく彼の元に嫁ぐ事になり……。