概要
転生して女伯爵になった彼女の婚活物語
異世界転生貴族社会で生きるには、政略結婚はあたりまえ。
だがしかし。
「名門であるシュバインフルト伯爵家からのご縁談のお話ではありますが、当家の次男であるベイルは王都の近衛騎士団で身を立てたいとのこと、今回のお話は断腸の思いではありますが、お断りさせていただきます。シュバインフルト伯爵家の今後のご発展及び良縁が結ばれますことをお祈り申し上げます」
先代が亡くなり、爵位を継いだが、そんな企業就活のお祈りメールのような手紙をもらってひっくり返った。
前世でさんざん読み散らかしたネット小説では、婚約破棄は当たり前のようにあったのに、婚約破棄にすらならない。
婚約の打診を断られてばかり。
そんなわたしにもロマンスが! そう思いきや。
「僕達結婚するんだから大金、貸して」
……ロマンス詐欺じゃ
だがしかし。
「名門であるシュバインフルト伯爵家からのご縁談のお話ではありますが、当家の次男であるベイルは王都の近衛騎士団で身を立てたいとのこと、今回のお話は断腸の思いではありますが、お断りさせていただきます。シュバインフルト伯爵家の今後のご発展及び良縁が結ばれますことをお祈り申し上げます」
先代が亡くなり、爵位を継いだが、そんな企業就活のお祈りメールのような手紙をもらってひっくり返った。
前世でさんざん読み散らかしたネット小説では、婚約破棄は当たり前のようにあったのに、婚約破棄にすらならない。
婚約の打診を断られてばかり。
そんなわたしにもロマンスが! そう思いきや。
「僕達結婚するんだから大金、貸して」
……ロマンス詐欺じゃ
メッセージ感謝です!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!女伯爵として自身の婚姻申し出に拒絶されるも懸想されていた元王子との縁
女伯爵として婿入りの婚姻を望み同列か下位貴族家に打診するも全敗する中、バツイチながら王弟である公爵から、今期社交シーズンのパートナーに望まれ、彼目当てで言い寄る令嬢達を彼に近づかさせない役目と認識し、夜会や観劇に同伴していく内に、彼が立場上政略結婚もやむを得ないと理解するも、好きな方と結ばれればと望む内、自身も彼に惹かれている事を自覚し告白した所、かれの真意は、先に社交でのパートナー依頼自体彼からのプロポーズそのものと言われ、婚姻するという、ちょっと捻った愛の形の婚姻譚であった事に感激した次第です。
しかも、彼は彼女の祖父が彼の家庭教師として教えを受けていた際、その祖父の養女であった彼女を見…続きを読む