このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(91文字)
王家との婚約破棄される作品は数多ありますが、今作品は、王家と縁が切れ自らは王都から離れた地で世帯を持ち、婚約破棄した関係者に仕返しする事無く、一国民の傍観者として簒奪してまで手に入れた王権が崩壊していく様を見守るというテーマに異質感を込め、楽しく読ませて頂きましたし、読了後スッキリしました。自業自得とはいえ、勝手に崩壊していく様は、ヒロインにとっては正に、ざまぁ、であったのでしょう。