生き抜くユーモア

本作の俳句はユーモアが溢れています。読み進める度に笑みがこぼれます。

でもね。生きていて楽なことばかりのはずがありません。各句にも、苦々しい想いが顔を出しているところがあります。

だからと言って、生を諦められませんし、まして死ぬ訳にいきません。

生きるのです。生きるために、苦々しいものをユーモアに包むのです。

生きるために書く。その手本です。

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