第8話 2年後
2年後
ここは、ドワーフ、エルフなど多種多様な種族が居る世界、絵本の世界に見えるかもしれない、実際、2年前は多くの人々がそう思っていた。彼等は突然やってきたのだから、今日は記念すべき日だ。公に彼らの住んでいた世界に向かうのだ。
「今日という記念すべき日にお集まり頂き感謝感激の至りでございます。」
司会を務めるは
「さぁーいってみよ!盛り上げるぜ!バトルシップコレクション開幕!」
「青コーナ、紅蓮の炎で焼き尽くせ無欠の男エクロマスター!」
「赤コーナー、よりどりみどり使う攻撃多種多様全て属性の使い手、ロウド!」
入場曲と共に彼らが華麗に登場する。それと同時に花火も打ち上がり会場のボルテージが最高潮に引き上がる。
「3、2、1、ファイトドーン」
力強い和太鼓で開幕した。
エクロマスターは炎のエキスパートである。彼は炎を匠に使いこなし常に自分の体を炎を鎧の様に身に纏っている。対して、ロウドは全ての属性、水、木、火、土、風、光、闇を使いこなす。先に攻撃をしたのはマスターの炎だ。手から一直線上に炎を吹き出す。その単調に向かってくる炎をロウドは土の壁で防ぐ。マスターはお構いなしに炎の連弾をこれでもかというくらい繰り出す。すると壁が少しずつ崩れるもロウドは出てこない。しかし、攻撃に間があるや否や火、木、水、光のエネルギーを凝縮した玉を壁から出ずに打ってくる。マスターはそれを避けるが自動追尾される。
「何の!炎の刃!」
彼は炎で作った刃でその攻撃を防ぐ。
「今度はこちらの番である。」
彼は手を地面に当てると詠唱を唱え始める。「我が炎は縦横無尽、一滴の水も通さぬ紅蓮の炎、輪を持ってその身を焼き尽くせ、フレアスリーブ」
そう言い終わると彼の手を中心に炎の輪っかができ、その輪がロウドを襲う。輪っかは波のように何個もでき地面を物凄いスピードで進む。
ドカーーーン
ステージが物凄い衝撃波が襲う。誰もが終わったかに思う程の威力だが、燃え盛る炎の中から詠唱が聞こえてきた。
「我が理に従い、全貌を明らかにせよ!ロストフロウド!」
その後彼等はの激闘が繰り広げられ、フロウドの勝利で幕を下ろした。
戦いのあと盛大な拍手の後、
老人が出てくる。
彼こそがネクロマスター。先導者だ!
「人類は進化した。能力を手にしたのだ!」
そう言うと合図をしたかのようなタイミングで
七人の老師立ちが後ろから出てくる。
ネクロマスターが言う。
「問おう、今、未知の領域に踏み込む、謎に包まれた世界に行く勇気はあるか!」
「おーーーーー」
それと同時に観客の怒号の様な声が飛び交う。
「その地へ我らがその力を見せようじゃないか」
同時に老師達が光線を放つ。
ゲートに向かって放たれたその光線によりゲートは開かれた。
第1回、異世界遠征
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