第3話 奇妙な会見
「我々はシャウテベリンノウリスオブリンガー、これから君たちを別世界へと連れて行く者そう彼らは言った。」
御伽話かこれはそう僕が思った矢先、彼は続けた
「私達はとある者らの協力を得て神秘の力を開発しました。あなた達人間にはこの力を使ってある場所に向かって頂きたい。」
そう言うと、男が注意をやると画面の横に体付きがしっかりしている者が出てくる。
背は低く、まるで彫刻のように綺麗な大胸筋、上腕二頭筋が服越しからでも見て取れる。そして、彼が持っているのは大きな斧。
間違えない、ドワーフだ。・・・人形の
そう確信したのもつかの間クラスの皆もドワーフだと声を上げる。
そして、左からも何かが出てきた。人か?
いや、すこし違う妖精のような顔立ちに長い耳、これは・・・エルフ? 教室に居る誰もがそう言わんとばかりの雰囲気の中、
「私はエルフの王、ドルフ」
なんと、言葉を話したのだ。
皆唖然とした顔で、
「えーーーー!」
という声が飛び交う。
「私達は七神の泉から来た者である。正確にはかつてそこにあっただが。」
七神の泉?物語のタイトルがなぜ?僕は、頭を回転させる。
皆も読んだことが多い用で、驚きの表情をしている。
「私達はゲートを超えてここにきた。始め、私達は巨大な建物、動く鉄など始め驚く事ばかりであった。そんな時に出会ったのが、シャウ、シャウテベリンノう・・・」
「シャウテベリンノウリスオブリンガーです。」
覆面の男が再び話しだす。
「彼らにあった我々は色々なことを彼らに聞き出しました。そして、その中で面白いことが分かりました。それは物語と彼らの言葉に乖離があることです。読んだことなら分かると思いますが、物語の七神の泉では宝を探すさなか人間族の手によって魔神エムスゴル厶が復活し、彼らは勇敢にも戦うが負けてしまうそれがストーリーです。しかし・・・」
そう言うと、エルフに振る
「あぁ、確かに人間族の手によって封印が解かされ魔神エムスゴル厶は復活した。しかし、それと同時に宝の地図が一人でに喋りだしたのだ・・・」
七神の泉の世界
そやつはこう言った。
「我は全てを統治するもの、世界を保管し管理するもの。貴様らの子孫がかつて魔神エムスゴルフを封印したさいにかけた神秘の魔力が今崩壊した。」
「何、ではお前は魔神を蘇らせる為にこれを仕組んだのか。」
「いや、違う。我は全てを統治するもの、そんなことはしない七神の泉を我が物にするため」
その時、地図からおぞましい者がを現した。
人の顔のようでありながら目も口も無く、背は3mを超える巨体をしていた。
「誰だ」
ヤツは何も言わなかったそれどころかいきなり襲いかかり多くの者を蹂躙してしまった。暫くする突如姿を消した。生き残った我々は呆然とその場に立ち尽くして居たが暫くすると突如闇に覆われた。そして、まるで盗まれるが如く七神の泉諸共消えて無くなってしまったのだ。
その後、私達は途方に暮れ移住生活をしながら各地を転々とし手がかりを探していた。そんなある日、私達はあるものを見た。なんと美しい姿をしていたか、その方はこの世の者とは思えなかった。私はその方に問うた。
「貴方は一体」
その方は言う
「私はは叡智を司る者を、均衡を望むもの、ねじ曲がった世界を修整するため此処に来ました。もし、敵を倒したければ助けを求めなさい。そらは地球と呼ばれる場所です。そこには、あなた達を知るものが居る。もし、あなた達が行きたいなら連れて行くこともできます。」
そして、私達は考え地球に行くことを決め此処に降り立ったのです。
いかにも中二病的な設定に僕は、僕と似た匂いを感じる。勿論、僕はそんなことは信じない。だが、クラスの皆は目を輝かせている。
先生は、
「確かにこの所ユーマだのお化けだのの目撃情報は多かったが、そんな馬鹿な」
と対象的だ。
そして、覆面の男が甲高い声を上げる
「物語の世界に行くゲートは今、開いています。もし興味があって我が社にいらしてください。勿論、ただでとは言いません。報酬も出ます。成果報酬です。また、先程言った通り私達が彼らその七神の泉の住人を研究し開発した薬剤を注射をすることであなた方は能力を使えるようになります。どうです面白そうでしょう!」
そう言うと、彼の右手からは炎、左手からは水を出して見せた。
では、これで・・・・彼らはテレビから姿を消した。
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