『奇跡の代償』は『愛』

『病室で独り静かに死期を迎えようとしていた淳。まだ高校生の彼には早すぎる死を目前に、未練や生きたいという思いが押し寄せる。そんな彼のもとに奇跡が起きた。

一週間という余命と一度だけ殺した人の余命分生きられる奇跡。

代償は……死後自分の存在が世界から消えること。』
(本作あらすじより引用)

神の如き人物「フェイ」に、「淳」は一週間の余命と一度だけ殺した人の余命分生きられる奇跡を与えられる。

「淳」は、小中高と同じ地元の学校に通う幼なじみ「海鈴」に、入院前、告白されていた。だが、病のこともあり、短期留学をすると話して、返事を先延ばしにしていた。

そこで、取り戻した日常。

「淳」は「海鈴」と過ごす日々を手に入れられるのか?
「淳」は人を殺せるのか?


――奇跡の代償は、愛。