概要
アレクは姫に想いを告げます。
「貴方のその長く美しい紅髪! 紅髪によく映える緑色の肌! 僕の倍はありそうな肩幅! 力強く大きな筋肉! なんでも噛み砕けそうな逞しい顎! その全てが愛おしい!」
そう。
彼女は筋肉《バルク》たっぷり、なんと姫は姫でもトロルの姫だったのでございます。
※表紙絵はロシアの女性ボディビルダーを参考に作者本人が描いたものでございます。
※このお話は色んなサイトに上げております。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!僕は、君を、守る。君も、僕を、守ってくれる。
緑色の肌、弾けるバルク。姫様は国内一の美姫。見目麗しくお優しい、大人気のお姫様。ただし、トロルの。
姫様は初恋の方が類い稀なる美青年であるが為に、自身の美しさがトロルの美しさであることに悩んでおられます。
その姫様を愛して愛して愛し続けるのは、なんと、人族の美少年ショタ勇者!
トロルの姫、リザ姫様は強く優しく健気で、「そのままの君が好き」というショタ勇者の言葉は読者の言葉でもあります。
しかしながら、「わたくしはわたくしの外見が嫌いなのです」という姫様のお気持ちも読者には深く伝わります。地の文様(この方も最高に素敵な方です)ともども、そのお言葉には首肯してしまうのです。
美しさ、とは。
姫様…続きを読む - ★★★ Excellent!!!コンプレックスは、もしかすると魅力なのかもしれない
トロルのお姫様が、美少年勇者に告白されて開幕ハッピーエンド!? ——とはいかないんだな、これが! 少なくとも簡単にお姫様はオッケーできない。コンプレックスで悩んでいるからです。
容姿のコンプレックスって厄介ですよね。たとえば、「そばかすが可愛い」なんて褒め言葉も、褒められた本人が気にしていたら逆に悩ませてしまうかもしれません。
勇者アレクはリザ姫に想いを伝えます、ありのままのリザ姫が愛おしいと伝えます。でも、自分を醜いと感じるリザ姫は素直に受け入れられないんです。
「そんな事ないよ! かわいいよ!」って、画面越しに何度応援した事でしょう……。
リザ姫は、清らかで強くて、なにより可…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界を救ったショタ勇者と、バルク溢るるトロルの姫による恋愛コメディー
【第5回ドラゴンノベルズ小説コンテスト応募作品】【完結保証!】
魔王を倒したショタ勇者アレク(美形の12歳、半ズボン)がトロルの国の姫リザ(マッチョの24歳、乙女)に恋をした!というお話。
作者一流の語り部によるコミカルな地の文に乗せて、これまたユニークな登場人物達が活躍するファンタジー作品で、最初から最後まで笑わせてくれること請け合いです!
アレクは2話目にしてリザにプロポーズはするわ、ストーカー紛い(そのもの?)につきまとうわのハチャメチャな少年ですが、リザへの愛情は本物。
しかしトロルの筋肉至上主義の価値観において「美しい」と讃えられるリザは、人間のような美しさに憧れる乙女…続きを読む