なんでもない日常から、するりと非日常へ入り込んでしまった主人公。描写が巧みで、怖いような怖くないような不思議な世界です。常識で考えたら怖いのだろうけど、主人公の状態も含めて巧みです。深夜の不思議な世界へどうぞ。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(140文字)
日常から地続きに非日常が沿って存在しているような、あの独特な深夜の空気感が再現されていてすごかったです。 深夜でなければ存在しない路地や、入りこめない空間に迷い込まないように、夜の散歩は気を付けたいと思ってしまう感じ。でもそういう所でしか出会えない人も、いるかもしれないですね…? ジャンルはホラーですが恐怖するような系統のお話ではなく、むしろ夜の雰囲気の中で読むのが良い作品かもしれません。
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