赤き薔薇に剣を捧ぐ、女奴隷x騎士の関係と活躍に釘付け!

四民族の交わる多民族国家、エリストリア連合国。そのとある有力貴族に仕える女奴隷、リディアさんが本作の主人公なのですが――
陰謀渦巻く宮廷で、密偵として華麗に立ち回りその毒牙を暴きます!
バディとも言えるヒーローは、騎士のアデルさん。王族に仕える彼が元「奴隷」身分のリディアさんを守る指令を受けた時は渋い顔をしますが、彼女の度胸と愛嬌、何よりその知力と機転を活かして王子を守る働きぶりにその心も変化していきます。

異世界での四つの異文化ですが、それはスパイスの香りや華やかなダンス、義理堅い国民性など想起しやすく、その交わりにもワクワクしました。
スリリングな展開の結末には拍手で立ち上がってしまいますが、それは巨大な陰謀の幕開けに過ぎない――と予感させ心躍る余韻。
「奴隷」という身分すら武器に変える赤き薔薇と誓いを捧げる剣、この関係と活躍に釘付けです!
「賢いヒロイン」コンテスト書き下ろしながら続きも練られているようで、連載が楽しみです♪

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