儚く切ない、だけど美しい

まずこちらは、『あらたまの恋 ぬばたまの夢』のサイドストーリーです。

そしてその本編に登場する、莫津左売(なづさめ)という女性視点で紡がれている物語となります。
本編では美しく完璧であるような描写と共に登場するこの莫津左売。
しかし、その始まりは周囲の声に震える、何とも地味な姿でした。

そこから少しずつ成長していき、同時に愛を育んでいきます。
しかしその愛は自分自身の中に大事にしまい込み、表に出すことは出来ません。

そんな一人の女性の人生を丁寧になぞっていく、切なくも美しい物語。
木が芽吹き、蕾を実らせ、花開き。開いた花はやがて——。

どうか結末は皆さまの目でご覧になってください。
本編『あらたまの恋 ぬばたまの夢』もオススメですので、どうぞそちらもお手に取ってみてください。

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