人と人が織りなす、愛と絆の物語。

まだ二章までしか読めていませんが、とても美しい物語にレビューをしたい気持ちが止められませんでした。

冒頭はヒロインの古志加の凄惨な幼少期で心が締め付けられますが、しかしながら、その後に出会う人々の心がとても優しく温かい。

単純な既視感に溢れた作品ではなく、背景もしっかりと描写されているので一人一人のキャラクターの行動や台詞に説得力があります。

そして、それらを表現されている作者様の文章の美しさと繊細さが光っています。

ただ語られるだけの「物語」ではなく、本来の意味での「小説」とはまさにこういう作品の事を言うのでしょう。
この作品との出会いは、私にとって幸せなものとなりました。

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