何気ない会話のやり取りからその喫茶店の風景を思い浮かべることができ、現実的なようで現実味のない時間が流れます。日常を切り取るという表現を目にしますが、本作で切り取られた日常はその現実味がない一コマだと思います。詩のような世界に引き込まれました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(102文字)
喫茶店で男女が珈琲を飲みながら、ただただ、他愛ない話をしている。その素晴らしい距離感と時間軸に、ただただ、しびれます。珈琲か紅茶でも飲みながら、どうぞご一読を。
さくっと読めて、かつその風景が鮮やかに脳裏に焼き付き、なおみさんの心情も伝わってきたように感じました。次の別作品も楽しみです!
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