主人公・獅子王朔(ししおう・さく)。
身長183センチ、73キロ、体脂肪10、38歳。
それがまさかの、皇太子の側室である魅婉(ミウァン)、17歳へ!
見た目だけではないのですよ。
なんと転移先の少女と魂が同居します。
なので、会話だってできてしまうのですよ。
この設定だけでもう、読みたくなりませんか?
さらに付け加えますと、獅子王さんはシリアルキラーを追い詰めて、中華風後宮で目が覚めるのです。
言葉遣いも作法もわからない事ばかり。
しかも、転移した魅婉さんは訳ありなのです。
恋愛についても拗れていて、側室ですから自由な恋愛など不可能です。
その中で、まさかの出来事が。
なんと、追いかけていたシリアルキラーと同様の手口で殺人事件が起きてしまうのです。
これはただの後宮ファンタジーではありません。
ミステリーも、そしてコメディまでをふんだんに味わえる作品となっております。
獅子王さんは側室としての危機を乗り越えて、事件を解決する事ができるのか。
そして、拗れてしまった魅婉の人間関係の行方はどうなるのか。
どうぞ、ここから先はご自身で読み進めて下さい。
面白過ぎて、あっという間に読み終えてしまう事間違いなしですよ!
冒頭、ゴリゴリのハードボイルドなシーンから物語は幕を開けます。
刑事である獅子王は、とあるシリアルキラーを追い詰めます。そして、ビルから転落、目覚めた先は、なんと中華王朝の後宮。
彼は重いものなど持ったことのなさそうなお姫様に憑依してしまいました。
戸惑う獅子王ですが、その後宮で、シリアルキラーの痕跡を見つけます。なんと、犯行の手口が一緒なんです。
男口調で品がなくなり、明らかに様子のおかしくなったお姫様に混乱する周りの女官や宦官たち。ですが、今度こそシリアルキラーを捕まえなければと全く役に立たない弱々の肉体で宦官たちを従え、彼は誰がシリアルキラーに憑依されているのか必死で捜査するのです。
さて、ミステリー仕立てで、イケメン宦官たちの活躍も目を見張るものがあります。
それから、皇太子。様子のおかしくなった自らの側室に彼は興味を持って接近し始めます。
そんな男性陣を男性目線で評価、査定する獅子王がとにかく面白いです。
ここからは、ぜひご自身で物語の行方を追っていただきたい、おすすめの一作です。
なんてタイトルにしますと、「何だ何だ、TSモノのゆるふわコメディか?」なんて勘違いされてしまいそうですが、違います。
確かに、私は1ミリも間違ったことは書いてないのです。
ムッキムキでバッキバキのおっさん(38)が、なんやかんやで小柄美少女(しかもたぶんまともに体を動かしてこなかったから、体はふわふわのやわやわ)になるのです。中身はおっさんなのに!!
そんな美少女の体におっさんが入って何するの?どんな話なの?
良いですね。
良い質問だと思います。
端的に説明しましょう。
現世で取り逃がしたシリアルキラーを今度こそとっ捕まえるのです!
もう一回言い(書き)ましょうか。
現世で取り逃がしたシリアルキラーを今度こそとっ捕まえるのです!
舞台は中華風の後宮です。
そう、女の愛憎渦巻く後宮です。
しかも中華風ですから、男性はいても宦官です。なので、実質、男は皇太子一人!女達は皆ギラついてます。
そんな中で現世と同じ手口の殺人事件が勃発!
美少女のお姫様(中身はバキバキの38歳)が経験と知識をフル動員して犯人を追い詰める!
という、大変ハラハラドキドキの物語となっております。
が、その裏で、なんとこのお姫様(何度も言いますが、中身はバキバキの38歳です)、三人の男性からアプローチ!?まぁ、この辺は少々複雑なアレがあるんですけども、問題はそこじゃないのです。
良いですか!
中身は!
バキバキの!
38歳おっさんなのです!
捜査パートは死ぬほどハラハラしておっさん(いい加減名前出してやろうぜ。獅子王さんといいます)もめちゃくちゃかっこいいんですけど、いざ、ほら、その手のアレが迫ってくるともう別の意味で必死でね!
大変美味しゅうございます!!!
もうほんと、シリアスとハードな描写も最高にグッと来るのですが、そこかしこにちりばめられるコメディが、また絶妙です!
こちら、カクヨムコン9参加作品となっております。
まだ!
まだ読者選考期間中です!
大丈夫!読んだらもう一気だから!
するする時間が溶けちゃうから!
もう安心してこの世界に飛び込んできてください!!(大声)
エリート刑事・獅子王は屋上で追っていたシリアルキラーとの戦いでもつれ、落下してしまいます。
次に目覚めた時は、なんと自分のものでは無い身体に……それもまさかの中国の殷王朝の姫になっていたのです!
そんな中、宮中でもおっていた事件と同じような手口の殺人が発生して……?
この、まさか側室の身体になるなんてことになり、さらにその状態で犯人を追わねばならないというものすごいことになってしまいました。しかも相手は、もしそのシリアルキラーだとするとかなり強い成人男性のはずですから……。
どんどんと大きいハンデになっていきます。どこの話でも、この身体じゃ……というハンデ、そして獅子王とのギャップに笑わされます。
サブキャラも非常に個性豊かで、まさに笑って泣ける小説になりました。星も200越え。僕とは全く違う世界におられます(笑)
雨さん、頑張れ!
敏腕刑事である獅子王38歳男性が、因縁ある犯人を追撃中、屋上から落下して……目が覚めると中華王朝の姫になっていた!?
しかも後宮で側室の身分。へんちくりんな下衆王の側室ってわけでなく、なかなか良い条件の殿方の側室なので、そんな悪くない……なんていうのは女性視点なのでしょう。だって中身男性ですからね。異性愛者ですし、それが男の側室という身分は万が一の状況も想定して焦りも生じるというものです。ちやほやされても困る、女性陣の寵愛バトルに巻き込まれるのも困るわけでして。
また憑依したお姫さんがとってもキュート。美少女十七歳。そして可愛い声をしているので、いくらドスのきいたセリフを吐こうとも、ちっとも怖くありません。可愛いしかない。これはアニメ化してめちゃくちゃ可愛い声で演じてもらいたいところ。笑
と、それだけでも大変な状況下に身を投じた獅子王なのですが、さらに事態は悪化します。事件、シリアルキラーが動き出すのです。悲惨な現場に直面し、捜査してみれば、因縁ある例の犯人と手口が同じ。まさかあいつもおれと一緒にこっちの世界に来ているのか、と勘繰る獅子王。
事件を追い、後宮で活躍していく獅子王。しかし憑依したものの、身体の持ち主である姫の意識も消えているわけでなく同居している状況で、乙女の恋心と敏腕刑事の自分との感情で葛藤することも。基本、獅子王がユーモアある人なので、まずい状況でもコミカルに切り抜けようとするのですが、一転、姫の心情はシリアスで悲哀に満ちています。
そして迎える結末。とっても幻想的で美しい愛の姿が描いてありました。一方で、また違う、こちらはいびつとも呼べそうですが、そんな愛も存在していて。
完結済です。ミステリ仕立てですし、犯人予測をしながらの一気読みもおすすめです。
へんな「ひとこと紹介」を書いていますが、本筋は同時に転生したと思われるシリアルキラーによる殺人の捜査なんです。
後宮ミステリーですね。
王道といえば王道でしょう。
ただ、主人公は元はマッチョな刑事。
転生先はか弱く薄幸な美少女で微妙な三角関係あり。
三角関係の片割れである皇太子は、憑依の結果性格が変わりまくったせいで興味が湧いたのか、主人公の部屋を訪ねると宣言。
やっちゃったら(言い方)、一人称視点なので主人公の感想や気持ちが綴られるはず。
本筋の捜査よりもそっちが気になって仕方ありません。
あ、ミステリーとしても面白いですよ。
狭い後宮で誰にシリアルキラーが宿っているのか。
謎解きも楽しみです。
とにかく面白くて、新しい。どうしてか。
ありがち中華後宮モノ→イケメンに溺愛される主人公の姫=だけど本編では、姫の中身が脳筋マッチョ!
そして作者さまはサスペンス・ミステリーもお得意なので、大衆小説的な現代推理ハードボイルドが、キラキラな女性キャラクター小説と融合している。
女性好みのイケメン三人(全員違う性格)がみんなかっこよく、しかもこのイケメンたちを、姫の中から脳筋マッチョ刑事が男性視点で査定しているのが痛快すぎる……!
言うなれば少女マンガに出てくるイケメンを、少年マンガのマッチョが評価しているような。
しかもイケメンズは全員、姫を好きときた。
恋愛も見逃せないけど、人殺しの犯人もどこかにいるので、さらにハラハラドキドキ。
とにかく今まで読んだことがない小説なので、一読の価値ありです♪♪♪
後宮を主な舞台にしたファンタジーなのですが、エッセンスが豪華で濃い!
とにかく濃い!!
まずは、恋愛。
主人公である獅子王(38歳の日本人男)が憑依したのは、魅婉(17歳の可憐な少女)
魅婉をめぐる男性三人とのやり取りは、もどかしくも淡いときめきに満ちています。
一人目は、麗考皇太子。女性なら誰もが惚れてしまう威厳と品位。冷たささえ魅力的。
二人目は、魅婉の幼馴染の暁明。宦官となり、魅婉との未来が途絶えてしまった不幸な男。
三人目は、宦官の長である天佑。仕事熱心な俺様男が魅婉に振り回されるって、最高。
魅婉をめぐる四角関係。魅婉は誰を選ぶの!?
と書きたいところですが……無理。
だって魅婉の中身は、the男の獅子王。女心を理解できず、女性らしい振る舞いもできません。
すると、BLの可能性がでてくる!?
美少女の体に入ってしまった男が美しい三人の男によって目覚め、恋が始まるとか……?
そこはどうやら妄想の力が必要なようです。
そして、サスペンスミステリー。
シリアルキラーもどうやら誰かに憑依したようで、事件を起こしました。
誰に憑依したのか?
シリアルキラーを獅子王は食い止めることができるのか、要見ものです。
ミステリーとしても読み応え抜群です。
最後に、シリアス&コメディ。
魅婉の過去に涙し、獅子王のはちゃめちゃな言動に笑う。もう本当に、獅子王がはちゃめちゃすぎて、一つ一つにツッコミを入れていたら一万字書けてしまうかもしれません。
涙と笑いを提供できるって、すごい作品です。
ターンテーブルにずらりと並んだ中国料理からお好みのものを選べるように、お好みの角度から本作を楽しめます。もちろん、全部味わってもOK
後宮ファンタジー✖︎異世界憑依✖︎TS✖︎恋愛✖︎BL✖︎ミステリー✖︎サスペンス✖︎シリアス✖︎コメディ✖︎男であることを貫き通す可憐な少女✖︎男を虜にする天使の声
華麗な世界をお楽しみください!!
『超美女の皇太子の側室』に転生してしまったいかついおっさん刑事獅子王さんの物語です。
ミステリー×異世界転生っていう内容なんですけど、主人公魅婉(ミウァン)に転生したおっさん刑事のキャラがとても良くて。
誰もが魅了される美貌を持った魅婉なのですが、中身がそうなので一人称は『俺』。言葉もぞんざいなおっさん言葉で、そのギャップに萌えてしまう。
その魅力には周りの宦官であったり皇太子であったりもメロメロなわけなんですけどね。
獅子王さんは現世で森上というシリアルキラーを追っていた刑事さんなんですが、なんとそいつもこの中華後宮のこの世界に転生しているっぽくて。
後宮で森上が起こしたと思われる殺人を解明していくストーリーになっております。
美貌の側室が美しい声で「俺」って言ってる姿を想像すると、「かわゆ♡」ってなっちゃうの何ででしょうね。中身はおっさんだと分かっているのに、萌え~としてしまう自分を殴りたい。
でも、そこまでキャラクターを魅力的に書けるのはさすが作者の雨杜和様の力量で。
ミステリーだけど、ところどころ笑ってしまう。雨杜和様のギャグセンスはヤバいですからね。
異世界転生ものって言っても、チートは何もありません。
この世界で獅子王さんは魅婉の身体でシリアルキラーを捕まえることができるんでしょうか!?
自信を持ってオススメ出来る一作です!
雨杜和さまのこれまでわたしが読んだ小説は
☆転移したら「光源氏」が本当に光っていた件について~光源氏は事故案件~
☆王朝流離譚:限りなく無慈悲な皇子の溺愛~超絶不憫系の主人公は薄っぺらな愛情なんてほしくない~
☆Overwriting~僕は隔離病棟で愛を知る~
☆猛禽類の嫁になったアルフヒルト=ゼルダ王妃は無敵という噂です~『婚活』逃して異世界転生したら、ウソ😱人外夫がいたんです💦~
☆魔性の男~この世でもっともクズな男を愛した王女の物語
これで六作目なのですが、どの作品を読んでも知識が豊富で完成度高めです!
(……って、素人のわたしが上から目線で語るのおかしいです。すみません💦)
初心者で素人のわたしが書くと、
最後まで物語を書くうち話が破綻していること多いので( *´艸`)💦
雨さまの作品は最後まで緻密に作り上げられているので
それでいて短期間で次々と書いているのにすごいなーって思います。
面白くて、素晴らしくて全作品レビュー祭りですね。
固定ファンが多く大人気作家さんなのです。
なのであらすじは他の方を参考にしてください。
わたしが特にお気に入りなのは現代ミステリーの
「Overwriting~僕は隔離病棟で愛を知る~」です。
ミステリーが得意なのかなと思いました。特に刑事さんが渋くて好きでした。
今回は、大好きな中華ファンタジーでミステリー。
さらに現代のおっさん刑事が異世界転移して
中華世界に美女になるというミラクルな設定。
男女逆転。どうなるの?
読みやすくてわくわくしますよ! オススメします(≧▽≦)
主人公の敏腕刑事。
シリアルキラーを追う最中、彼は意識を失う事態に見舞われます。
そして、次に目覚めたとき……
敏腕刑事はなぜか中国古代の後宮のような場所にいた!
しかも、敏腕刑事は魅婉という名の皇太子の側室になっていた!!!!
か弱いお姫様になってしまい、困惑する敏腕刑事。そんな彼のまわりで殺人事件が発生。しかも、その殺人事件の手口がシリアルキラーの手口と酷似していて……
後宮を舞台に、敏腕刑事とシリアルキラーの捕り物劇が始まる!
魅婉は美しい姫で、皇太子の側室ではありますが、ほかにも彼女を慕う人がいます。
そんなモテ美少女になってしまった敏腕刑事(男)がどんな気分か……想像してみてください。
ノン気男がノン気男に溺愛される……なかなか背筋が凍る事態に陥りそうですよね(笑)
しかも、シリアルキラーが後宮に紛れ込んでいるんです。
こんなの面白くないわけがありません!
シリアルキラーを捕まえられるのか?
この物語は一体、どこに着地するのか??
毎回、更新が楽しみな作品です☆
中華ファンタジー好きだけでなく、サスペンス感のある刑事ものが好きな人にもおススメ!