現代の敏腕（剛腕？）刑事（デカ）が転生した先は、とある後宮の側室の美女

……という謳い文句をご覧になったあなた。
その時点で術中に嵌まっています。

考えてみてください、おそらくは中国の王朝のような、どこかの後宮に──
そこに棲まう可憐な美女に、ハードボイルドの権化のような、強面刑事が転生するという、とんでもないシチュエーションを。
それも、その強面刑事が追っていた殺人鬼もまた、転生した可能性があるという、シチュエーションを。

まず側室という立場上、後宮の主から求められたら、どうなってしまうのか。
そんなことを想像している間にも、殺人が相次いで……。
体は側室、頭は刑事な美女は、「体」の少女の幼馴染みであった宦官の助けを借りて、捜査に踏み込みます。
一体、殺人鬼は誰なのか──誰に転生したのか？
ほら、もう術中に嵌まっています。
殺人鬼ではなくて──作者の。

今、まさに佳境にあるこの逸品、ぜひご一読を。