自分の心が感じたことを、信じる大切さ

これは、連作「睡蓮」を代表作とする巨匠クロード・モネと、美術に携わる若者ユキオとの束の間の交流を切り取った、実話をもとにした物語です。

光の画家として知られるモネは生前から高く評価を受けた画家のひとり。
友人画家のセザンヌをして“モネはひとつの眼だ。絵描き始まって以来の非凡なる眼だ”と言わしめるほど、彼は物事を捉える力、とりわけ色彩を捉える力に秀でていたと言われています。

そんな彼の晩年を描いたのが、本作です。
美術を志す年若き青年・ユキオは、老いゆくモネの眼の異変に気がつきます。
小さな勇気を振り絞り、ユキオが起こした行動とは?
それに対するクロード・モネの答えとは?

たしかな筆力で紡がれる、創作を愛するすべての人におくられた物語。
モネの言葉は、創作に携わる人だけではなく、今これからを生きる人すべての糧になるはずです。
ぜひ、作者さん、そしてモネからのメッセージをその目で確かめてみてください。

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