喋るタロットカードとその持ち主による『おとぎ話』のはじまり、はじまり…

虹色の目を持つ女の子・ツェフェリの宝物は、それぞれが意思を持ち、喋ることのできる不思議なタロットカード。
それはツェフェリが作ったもので、世界に二つとない特別なタロットカードです。
「タロット絵師の物語帳」は、そんなタロットたちと、ツェフェリをはじめ様々なキャラクターが織りなす、摩訶不思議なおとぎ話。

本作は、小さなエピソードが繋がっていく連作短編形式。
ふんわりやさしい描写と世界観の中で、ほっこりしたり、楽しくなったりするお話が繰り広げられます。
しかし、ときにはハッとする重たいテーマを扱ったお話も。
もちろん、本格的なタロット占いを軸にしたミステリーチックなお話もたくさん。
楽しい、やさしいだけではない、奥の深い物語となっています。

タロットカードが好きな方も、おとぎ話が好きな方も、一度手に取ればこの世界感に魅了されるはず。
ぜひ1ページ目をめくってみてください。