概要
愛する者同士が引き裂かれ、次に結ばれた縁が不幸を呼ぶ…
幼い頃に婚約して相思相愛の王太子エドワードと公爵令嬢ステファニー。エドワードが20歳、ステファニーが18歳になる翌年に結婚予定だった。だが、そこに悲劇が襲ってステファニーは心身ともに傷を負って王家に輿入れする資格を失い、婚約を解消せざるを得なくなった。その後、彼女は過酷な運命を辿ることになる。
一方、次世代唯一の王位継承権保有者のエドワードは、意に反して次の婚約を迫られた。紆余曲折の末、隣国の王女を娶ることになった。エドワードは愛する女性が別にいることを婚前に王女に告白し、お互いに仕事上のパートナーとして尊重すると約束し合った。その約束には後継ぎを作るための閨も含まれていた。エドワードは妃を当初は約束通り丁重に扱おうとするが、閨がうまくいかず、妃は徐々に不満を募らせ、エドワードのまずい対応も
一方、次世代唯一の王位継承権保有者のエドワードは、意に反して次の婚約を迫られた。紆余曲折の末、隣国の王女を娶ることになった。エドワードは愛する女性が別にいることを婚前に王女に告白し、お互いに仕事上のパートナーとして尊重すると約束し合った。その約束には後継ぎを作るための閨も含まれていた。エドワードは妃を当初は約束通り丁重に扱おうとするが、閨がうまくいかず、妃は徐々に不満を募らせ、エドワードのまずい対応も
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!連鎖する悲劇。濃密な人間ドラマのテレイド・スコープ!
本作は、物語にすっきり爽やかな読後感や、派手なエンターテイメント、ハッピーエンドを求める方にはおすすめしません。
というのは、この物語は、主人公達を襲う悲劇で始まり、悲劇に終わり、ほぼ救いがありません。
これは、作者様も作品紹介に記載されている所です。
しかし、本作品には、バッドエンドとはわかっていながらも、読み手を惹きつけ、物語の中に引き込む「力」があります。
【あらすじ】
王太子エドワードと、公爵令嬢のステファニーは幼い頃に婚約し、婚礼を翌年に控えた相思相愛の仲。
そんな中、ある事件によって二人は引き裂かれてしまい、それぞれに別の伴侶を得る。
ステファニーの夫となったエイダンには、嫉…続きを読む