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概要
炉辺談話でカップルを虐殺できれば、前代未聞の大偉業。
オイディプスは己の目をくり抜き、テバイの民らを永遠の暗闇に落とし込んだ。なれば僕が死んだとき、この世界は滅ぶのか。30度先を指す時計は先の世界が滅ばない理由になるか。鹿島のレーコちゃんは今日も小坊共にあらぬはずの戦場の記憶を思い起こさせる。千変万化の模様を繰り出す雪結晶は宇宙言語で紡がれるメッセージか。鍋を囲えば世に蔓延るカップル共は殺されるのか。つまるところだ、君が少女を助けなくても、ノートルダムの予言が外れても、僕が本を閉じた程度で大千世界の内一欠片位は滅んじまうんじゃないかって事さ。
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