恋する乙女はその手に掴む、にぶちん男の至上の愛

主人公、古志加(こじか)ちゃんが、三虎(みとら)さまの愛情を正しく導き、身分差も乗り越え最強の幸せを掴む物語です。

登場人物の全てに、その人自身の物語があります。
心情描写がとてもリアルで皆が活き活きとしています。
情景描写も美しく、目の前に広がります。

ですので、このお話は奈良時代のお話なのですが、ボクがその時代を見て、知っているかのように入り込みました。
主人公はもちろん、好みの登場人物の隣に寄り添い、応援したり、なにやってんだ! と叱咤したりしているのです。(多分、登場人物からするとボクはうるさかったはずです)

主人公の古志加ちゃん、頑張ってます。可愛いのです。逞しいのです。挫けそうな時もあります。強いのです。泣きます。見ていて楽しいのです。ちょっといじめてみたくもなります。言い尽くせないほどの魅力が溢れています。

主人公も喜怒哀楽ありますが、読み手も感情を大きく揺さぶれることになり、多種の涙をたたえることになるかもしれません。ボクはこのお話が大好きです。
感動の嵐が待っています。是非、ご一読を。おすすめです!

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