いにしえの愛が、ここにある。

伝えられる奈良時代の歌集の中には、〈詠み人知らず〉とされる歌があり、その歌は東国の人が歌ったものが多いとか。
物語の舞台が東国、上野国(かみつけののくに)であるのも納得できます。

歴史史実物でなく、人の想いが主役。
この時代ならではの素朴で、みずみずしい恋物語。
そして、愛へと熟れ行くさまも天然の甘さです。

プラス、作者様の〈ヨム〉人へのサービス精神を見習いたいのです。
一話読了後の、コメント欄に炸裂する〈ヨム〉と〈カク〉ワールドも、お楽しみください。

本編で触れられていない事柄も、前日譚や番外編で語られて行くようです。
ぜひ、ここから読み進めてください。

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