家の貧しさゆえ家族のために、福益売《ふくますめ》は上毛野君のお屋敷の女官となります。
女官として雇われれば、家にまとまったお金がもらえるからです。
そう、奈良時代、高貴なかたのお屋敷の女官となることは、売られることと同然。
お屋敷のご主人に手をつけらても、むしろありがたく思わねばならない立場なのです。
女官になった福益売《ふくますめ》は、何を見てどんな経験をするのでしょうか。
「あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜」では脇役だった福益売《ふくますめ》視点のサイドストーリー。
ぜひ、お楽しみくださいね。
本編『あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜』でもヒロインの古志加(こじか)を支えてくれた女性が今回のヒロイン。
家族の為に女官になり、友人の為に自分の時間を使った優しい、福益売(ふくますめ)。
お相手も寡黙で不器用ながらしっかりと気持ちを伝える男気を感じられる素敵な人ですよ。
この物語はとても素敵なので、本編を読まれてから読むことをオススメします。
何故なら、福益売もお相手の川嶋も本編で頼りになる人物ですが、バックボーンが多く語られていないからです。
それらが繋がっていく気持ちの良い感覚は、逆の順で読むと薄れてしまうので勿体ない、そう思うんです。
もちろん、単体で読んでも福益売の真っ直ぐな恋に心が揺さぶられるので、是非ご一読を。
でも、できれば本編から…(以下無限ループ)
余談ですが、食事シーンが美味しそうなのでそこもご注目を…
さぁ、ご唱和ください「かーのっしし!!」
この作品は「あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜」
という奈良時代を懸命に生きつつ、登場人物達が時代の波に揉まれながらも、確かな友情や愛情を育む物語で、その本編の主人公、古志加……
の、良き友人、福益売の物語です!
いわゆる関連作品というかスピンオフという立ち位置の作品ですね(^^)
たまにアニメとかでも使われてる手法ですが、本編で起きた出来事を、その主人公目線で見てる時、この作品では、この作品の主人公目線で振り返っていたりと、本編を知ってる人は思わずムフフとなったりもします!
また、本編では語られなかったエピソードも出てきたりします!
話数が少ない上に、単独でも面白いので
こちらをまず先に読んで、興味がでたら
本編を読むのもありっちゃありかもです。
ですが個人的には本編を読んでからの方が100%楽しめるので、できるなら先に本編を読む事を個人的にはオススメです!
自分もですが、あまり時代物に馴染みがない方でも読みやすかったりするので、時代物を読み慣れてないけど、興味があってそういうジャンルを読んでみたい!
という方にもオススメですね!
どうも。
「あらぬば」広報担当の夏井です。
嘘です。すいません。
またひとつ、本編「あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜」の登場人物のスピンオフの物語が始まりました。
ひとこと紹介の言葉じゃありませんがこれ、シリーズ化を本気で希望します。
と言うか作者さまも、もしかしたら既にその気かも知れません(|д゚)チラッ)。
何と言うかですね、最初にいろんな美味しい具材が入った寄せ鍋をご馳走してもらってから、今度はそこから具材ひとつ選び出して、これまた美味しい一品料理を堪能している気分なのですね。
まあ料理に例えると順番が逆と言われるかも知れませんが、やっぱりまずは本編をお読みいただいて、素晴らしい具材たちが織り成す物語(シナジー効果もあるよ!)を味わってから、本作に取り組んでいただくのがベターなのではと思います。
と言うわけで、本編主人公の友人ポジションである福益売の物語、一緒に楽しんでみませんか?