女官は見ていた! お屋敷の悲喜こもごもの恋模様を。そして彼女の恋は……

 家の貧しさゆえ家族のために、福益売《ふくますめ》は上毛野君のお屋敷の女官となります。
 女官として雇われれば、家にまとまったお金がもらえるからです。

 そう、奈良時代、高貴なかたのお屋敷の女官となることは、売られることと同然。
 お屋敷のご主人に手をつけらても、むしろありがたく思わねばならない立場なのです。
 
 女官になった福益売《ふくますめ》は、何を見てどんな経験をするのでしょうか。

「あらたまの恋 ぬばたまの夢 〜未玉之戀 烏玉乃夢〜」では脇役だった福益売《ふくますめ》視点のサイドストーリー。
 ぜひ、お楽しみくださいね。

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