この作品、本当にすごいんです。
何がって、出てくるパンは工程からしてリアルだし、とっても美味しそう。
パン屋の店長ゲンゾウさんの初恋は、見た目は岩のようなおじさまのはずなのに、思春期の女の子のようで本当に奥手で可愛らしい。
そして、裏の顔――殺し屋として見せる、冷徹で無感情な部分とのギャップ。
そもそも、パン屋さんという華のある可愛らしいお仕事と殺し屋なんて、正反対すぎてなかなか結びつかないですよね。
それを一人の人格の中に破綻なく両立させ、ストーリーの中でパン屋と殺し屋両方の仕事が徐々に絡み合っていき、見事なハッピーエンドに持っていく手腕は、流石の一言です。
登場人物もみんな明るく魅力的で、読み出すと止まらなくなっちゃいますよ♪
本編は完結済みですので、安心して読めます。
おすすめです!
全63話完結済みの現代劇です。
商店街でパン屋を営む主人公のゲンゾウは実は殺し屋というお話ですが、血なまぐさいシーンは殆どなし。アルバイトとして店に勤めるヒロインのカオルさんが可愛いのなんので、ひらすらデレデレしてしまうアラフォー男の初恋の物語です。
ゲンゾウの幼馴染で相棒の喜多やカオルさんの娘の野々花。日曜限定の美人アルバイト凛子ちゃん。その他にもいる登場人物が誰も魅力的で、ホームドラマの様なストーリーが展開されます。
この店が実在していたらどんなに良かったか!
作者自身が趣味にしているパン作りの描写はつい「パン食べたい」と思ってしまう飯テロ要素を楽しめるのもオススメのポイントです。
是非、ご一読下さい!