たとえ言葉を交わす事がなくてもあの人の瞳に自分が映る事がなくてもただただ一途にあの人を想い続けていたい。純粋で不器用なもしかしたら幼い恋心を大切に持ち続けたひとりぼっちだと感じていたけど実は大きい大きい愛に包まれていた女の子のお話しです。万葉集ような詩歌や煌びやかな衣装の描写が素敵でした。
時は、奈良時代。 古志加《こじか》は母とともに、ひどい父親に虐待され、みすぼらしい姿で、とうてい女の子には見えないほどでした。 しかし、転機が訪れます。 ある出来事から、母とのひとときの平…続きを読む
いまから千二百年も昔に生きた人達の物語。未だ社会は整っていない中、だからこそみんな強く生きて、ありのままに強く人を恋する世界。本作は、そんな中で育った不遇な少女が、魂をかけて愛しき相手を一途に想…続きを読む
舞台も奈良時代、描写が細かく古文の詩なども詠みながら進めていくので、歴史物、と思われる人も多いと思います。そのぐらい世界観は素晴らしく時代を感じさせてくれます。もちろんその要素も強いのですが、し…続きを読む
奈良時代を舞台にした恋愛小説です。古代日本の素朴な美しさが緻密に描かれ、キャラクターたちも皆いきいきとしています。歴史物ですが全く難しくないですよ!この作品で展開されるのは、あくまでヒューマ…続きを読む
もっと見る