たとえ言葉を交わす事がなくてもあの人の瞳に自分が映る事がなくてもただただ一途にあの人を想い続けていたい。純粋で不器用なもしかしたら幼い恋心を大切に持ち続けたひとりぼっちだと感じていたけど実は大きい大きい愛に包まれていた女の子のお話しです。万葉集ような詩歌や煌びやかな衣装の描写が素敵でした。
時は、奈良時代。 古志加《こじか》は母とともに、ひどい父親に虐待され、みすぼらしい姿で、とうてい女の子には見えないほどでした。 しかし、転機が訪れます。 ある出来事から、母とのひとときの平…続きを読む
最終話まで読んでのレビューです。この話は奈良時代を舞台に、主人公の少女・古志加の10年以上に渡る一途な恋を描いたお話です。奈良時代、という舞台に尻込みするかもですが、非常に細やかな配慮のされ…続きを読む
舞台も奈良時代、描写が細かく古文の詩なども詠みながら進めていくので、歴史物、と思われる人も多いと思います。そのぐらい世界観は素晴らしく時代を感じさせてくれます。もちろんその要素も強いのですが、し…続きを読む
男は産まれたその日から主へ命を捧げるよう育てられた。それは生涯を賭して成す使命であった。それには何も疑問を持たなかったし、誇りでさえあった。命を賭けるほどに大切なものだ。しかし、男は出会ってしま…続きを読む
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