こうでなくては！

　いやー、面白かった！　格闘からチャンバラから魔法からビーム兵器まで、アクション小説の娯楽をたっぷり味わえた。主人公の心境と成長が少しずつ明かされると共に、最初は無機質なAIめいていたパワードスーツがどこか人間臭くなっていくのも実にいい。相棒の男性も、脇役に徹する一方でしめるべきをしめている。敵が一切口を利かないのも雰囲気を盛り上げていた。

　とにかく楽しい。

　必読本作。